志木市で整骨・接骨なら、志木・石井整骨院へ。
診療時間
午前9:00~12:00 午後14:00~19:00
休診日
木曜日の午後、日曜は休診です
土曜日の午後は17:00までとなります
◆鉄分不足でなければ自律神経を疑え
めまい、立ちくらみ、息切れ、動悸、
疲れやすく体がだるい、朝起きるのが辛い
頭痛、肩こり、イライラ。
これらはすべて貧血でも、自律神経が乱れ
たときでも現れる症状です。
つまり、貧血の症状と自律神経症状は
よく似ていて、見分けがつきにくいのです。
ただ、症状は似ていても、原因はまったく
違います。
貧血の原因の多くは鉄分不足。
鉄分が足りないと、血液の赤血球に
含まれるヘモグロビンが生成できず減少
します。
ヘモグロビンは体全体に酸素を運ぶという
重要な役割を担っているので、ヘモグロビン
が減ってしまと体の隅々まで酸素が行き
渡らず、息切れや動悸、倦怠感などの不調
が現れるのです。
一方、自律神経症状は日ごろのストレス
や疲れ、不規則な生活などにより、
交感神経と副交感神経のバランスが崩れて
起こります。
貧血の場合は鉄分を補うサプリメントや
食事をとることで改善しますが、自律神経
症状を治すために必要なのは心身を休める
ことです。
◆貧血は血液検査ですぐ判定できる
だるさやフラフラする症状など貧血と
自律神経の乱れの症状で似ている部分も
多いです。
貧血は、血液検査ですぐに判定できます。
一方、自律神経の乱れによる不調なら
血液検査では異常ありません。
◆貧血の改善は食事やサプリメントで
貧血は食事の改善や鉄分・ビタミンB12等
サプリメントなどの摂取で改善します。
ただし子宮筋腫ほか、病気が原因の場合
などもありますので、この場合は別の治療
が必要です。
自律神経の乱れによる貧血症状なら
しっかりとした休息が必要です。
◆自律神経の原料はたんぱく質
自律神経の原料となる栄養素はたんぱく質
です。
それも、肉や魚、卵などに含まれる良質な
動物性たんぱく質で必須アミノ酸の種類と
量を比較すると、自律神経の原料としては
植物性たんぱく質より動物性たんぱく質の
ほうが断然優れています。
◆動物性たんぱく質をとるときは、
抗酸化成分を一緒にとる
肉や魚などの動物性食品には脂肪が
含まれていて、脂肪をとりすぎると、
余分な脂肪が血液中で酸化し腸内環境の
悪化につながります。
なので、油脂の酸化を防ぐ抗酸化成分を
含むものと一緒にとるといいです。
抗酸化成分は野菜や果物に豊富で、
βカロチンやビタミンC、ビタミンEや
「あく」に含まれるアントシアニン、
ポリフェノールも抗酸化成分です。
例えば…
・ステーキ+野菜・果物
・焼き肉+キムチ・サンチュ
・焼き魚+大根おろし・レモン
他にも
βカロチン→にんじん
ビタミンE→かぼちゃ
アントシアニン→なす
ビタミンC→レモン
ポリフェノール→赤ワイン
などもおすすめです。
◆炭水化物メインの食事は1日1回に
炭水化物メインの食事をお腹いっぱい
食べると一気に自律神経の交感神経が
優位になり、食後はその反動で自律神経の
副交感神経の働きが急上昇します。
この急転換で体にだるさや疲れを感じたり
眠くなったりするのです。
おすすめは3回の食事のうち、しっかり
炭水化物をとるのは1回にすることです。
・朝→ごはんやパンをしっかりと食べる
・昼→炭水化物は軽めが理想的
・夜→炭水化物は軽めが理想的
朝はパンやごはんをしっかり食べて、
昼食は炭水化物を控えめに軽めのメニュー
にするといったとり方が理想的です。
◆昼食は好きなものを食べるなら炭水化物
を半分に
大好きなカツ丼やラーメンが食べられない…
と、ストレスになってしまっては自律神経
が乱れて本末転倒。
どうしても、昼に炭水化物メインの食事が
したくなったら炭水化物(米や麺)を半分に
するのも一つの手段です。
◆「まずい」食事はココロとカラダに
悪影響
食事のとり方の一番のポイントは、好きな
ものをおいしく楽しんで食べることです。
なぜなら、まずい食事を我慢して
とり続けることは自律神経に悪影響を
与えるからです。
たとえ「健康によい」とされる食事でも、
食べる本人がおいしいと感じなければ
食べることはストレスになり、腸内環境が
悪化し、自律神経のバランスに支障を
きたします。
◆ストイックな食べ方や生き方は自律神経
を乱す
腸は「第二の脳」と言われるほど精神的な
影響を受けやすい臓器です。
ちょっとした緊張でお腹が痛くなったり、
仕事や人間関係のストレスで便秘に
なったり下痢になったり。
気持ちの変化に腸は敏感に反応します。
ストイックになることは決して楽しい
ことではありません。
思い通りにできなかったときは自己否定や
自己嫌悪でストレスがつのり、
そのストレスに腸が反応して腸内環境が
悪化、さらには自律神経が乱れるという
悪循環に陥ってしまいます。
逆においしいものを楽しんで食べれば、
腸の働きは活発になり自律神経も安定
します。
そうなれば血流もよくなり代謝もアップし
ダイエットせずとも体重増加を防げるのです。
◆腸の免疫システムが病気やがんから
守ってくれる
私たちが病気にならずに健康な体で
いられるのは、体の中に「免疫」という
システムがあるおかげです。
たくさんの免疫細胞が協調して免疫機能を
つくり、外部から侵入する細菌やウイルス
を撃退して感染症から体を守っています。
また、内部で発生するがん細胞などの異物
を排除するのも免疫機能。
免疫細胞の70%が腸内にあると言われて
います。
つまり、腸内環境が悪化すれば免疫力も
ダウンし、改善すれば免疫力もアップする
ということです。
◆自律神経の安定と腸の健康が免疫力を
支える
免疫力アップには自律神経のバランスを
保つことが大切です。
「整った自律神経のバランス」とは
「整った腸内環境」でこそ育まれます。
また逆も同様です。
そしてこの2つが整っていると、
一晩夜更かししてしまったくらいのこと
では免疫力が下がってしまうことはありま
せん。
日頃の食生活、生活習慣が免疫力を支えて
いるのです。
・免疫力
・腸
・自律神経