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2022-11-07 17:26:00

達成感のある学習へ 体研連 第58回研究上川大会

         (2022-11-07付 北海道通信)

         体研連上川大会開会式

 

【旭川発】道学校体育研究連盟(体研連、大牧眞一委員長)は10月28日、美瑛町町民センターなどで第58回道学校体育研究大会上川大会を開いた=写真=。大会研究主題「達成感のある体育学習~できる わかる 納得する 活動を通して」のもと、上川管内の小・中学校4校で授業を公開。基調報告や上川支部の研究の発表、分科会などを通して、小中一貫した教育を見据えた研究の成果を全道に向けて発信した。体研連は、全道統一研究主題「つなぐ体育 ひらく未来~見方・考え方を豊かに働かせ、自己実現する体育活動」のもと、全道各支部での共通性と独自性を生かした研究を展開している。

 大会は体研連上川支部が主管。視点として①できて達成感を得られる教材の工夫②分かって達成感を得られる学習過程③支え合い、分かり合い、つながることで達成感を得られる指導と評価の一体化―の3点を設定した。開会式に先立ち、美瑛町立美瑛小学校、美瑛町立美瑛中学校、東神楽町立東聖小学校、東神楽町立東神楽中学校が授業を公開した。

 美瑛町町民センターで行われた開会式では、大牧委員長があいさつ。コロナ禍で身体的な接触や用具の使用等に懸念や制限が示されていることから「思う存分遊びや体育授業ができないもどかしさを感じている」と。一方で「コロナ禍だからこそ遊び・体育を充実させていくことは私たちに期待される大きな命題」との考えを示した。また「良質な体育学習の実現を一念に、思いを、願いを共に語らい体育をますます盛り上げていただきたい」と期待した。

 続いて登壇した中間靖之実行委員長は、3年ぶりに会同での開催となったことに触れたほか「子どもたちはコロナ禍でマスクを着用し、密を避けるための様々な制限を受けており、コミュニケーション能力や運動能力の低下などが指摘されている」と述べた上で「厳しい状況だからこそ、子どもたちに体育の楽しさを味わわせ、体育活動の充実を図るための教育活動が求められている」と強調した。

 来賓紹介のあと、基調報告、上川支部の研究の発表を行った。

 分科会では、美瑛・東神楽の2つに分かれて研究協議を行った。