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去る11月24日(金)、札幌市立北九条小学校において第37回全道研究担当者研修会が開催され、本会から土橋会長・岩井副会長・加藤幹事長・小松研究部長・太田研究副部長の5名が参加しました。全道各支部の論客が集まるこの研修会は、研究部提案授業をネタにいつも熱い討論が展開されます。討論は授業後の研究協議だけでは収まりません。その後の懇親会に引き継がれるのですが、アルコール燃料が補給されるために討論はヒートアップし、今年は2次会、3次会と続きました。
さて、毎年のことですが、研究部による公開授業はまさに提案授業にふさわしい内容で、今後の体育を考えていく上で参考になります。今年は、小6器械運動の単元で題材は「台上前転」です。できる感覚を「〇〇な感じ」と言葉で表現してもらい、その感覚をヒントに技に対する「気づき」につなげてイメージをつくりあげ、技の習得につなげようとする試行的な実践です。次期学習指導要領を見据えて「言語活動」を位置づけ、表現力を育む取り組みと技能習得を関連させた授業という見方もできます。さらに、感覚という極めて個人的な概念を共有しようとする営みは主体的・対話的な活動そのものであり、そこから「気づき」につなげる思考過程は、まさに「深い学び」につながる授業であるとも言えるでしょう。毎時間でなくても、単元にこのような活動をする時間を位置づける試みは、まさに「提案授業」でした。
今年は冬の到来が早いようで、まだ11月なのに全道各地大雪になっているようです。もうすぐ師走なのでホームページのデザインを変えました。特に冬っぽいデザインでもないのですが・・・。
11月17日(金)渡島教育研究集会北斗大会が開催され、浜分中の村田教諭による「ゴール型」の公開授業の後、全体研修とグループワークによる研究協議が行われました。全体研修では、研究部の岩本教諭が10月に行われた全道研究大会旭川大会の視察報告を行い、その後、小松研究部長が来年度の渡島大会に向けて「渡島スタイル」に関わる補足説明を行いました。グループワークは2つの視点で話し合いを進めました。その一つは、公開された1年生バスケットボールの授業を題材にして「ゲーム中心の授業における実態の見取りとゲームの様相について」もう一つは「中学校3年生を想定した場合の主体的な学習像について」。最後に、教育大学函館校の新開谷先生と吉村先生から助言をいただき、実り多い研究会となりました。
大中山小・太田教諭(ネット型) (0.28MB)
大中山小・小松教諭(ゴール型) (0.46MB)
11月10日(金) 大中山小学校において2本の公開授業研が行われました。小松研究部長と太田副部長の二人です。小松Tはゴール型(5年生バスケットボール)・太田Tはネット型(4年生キャッチバレーボール)の授業を行いました。二つの授業の指導案と小松研究部長の授業風景の写真をアップしたので参考にしてください。特に、ゲーム中心に主体的な学習を展開させるためには、教師による教材教具の準備や授業スタイルの構想及びそれが定着するまでの反復形成がいかに必要であるかを写真から読み取ってみてください。