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2026-07-21 14:37:00

【予防と養生】夏を健やかに過ごす食養生

夏野菜で体の熱をやさしく冷ます

夏に旬を迎えるきゅうり、トマト、なす、冬瓜、オクラなどは、水分を豊富に含み、暑さでほてった体を穏やかに整える食材として親しまれています。また、カリウムやビタミン類なども含まれており、汗で失われやすい栄養素を補う助けにもなります。

東洋医学では、これらの食材には体の余分な熱を冷まし、潤いを補う働きがあると考えられています。ただし、冷蔵庫で冷やしたものを大量に食べると胃腸を冷やしてしまうこともあります。サラダだけでなく、炒め物や煮物、スープなど温かい料理にも取り入れることで、胃腸への負担を減らしながら旬の恵みを楽しむことができます。

冷たいものの摂り過ぎに注意

暑い日には冷たいお茶やジュース、アイスクリームなどが欲しくなります。しかし、冷たいものばかり口にすると胃腸の血流が低下し、消化吸収の働きが弱くなることがあります。その結果、食欲が落ちたり、胃もたれや下痢などの原因になることも少なくありません。

夏はそうめんや冷たい麺類だけで済ませがちですが、たんぱく質や野菜が不足しやすく栄養バランスも偏ります。温かい味噌汁やスープを一品添えたり、豚肉や鶏肉、豆腐、卵などを組み合わせたりすることで、栄養価の高い食事になります。胃腸が元気であることが、夏を元気に過ごす第一歩です。

汗をかいたら水分とミネラルを意識

夏は汗とともに水分だけでなく、ナトリウムやカリウムなどのミネラルも失われます。水だけを大量に飲むのではなく、食事からも必要な栄養素を補うことが大切です。

味噌汁や梅干し、枝豆、海藻類、旬の果物などは、夏の体を支える食材として昔から親しまれてきました。特に高齢者は喉の渇きを感じにくくなるため、喉が渇く前に少量ずつこまめに水分を摂ることを心掛けましょう。また、アルコールやカフェイン飲料は利尿作用があるため、水分補給の代わりにはなりません。日頃から意識して水分とミネラルを補給することが、熱中症予防にもつながります。

「苦味」を味方にして夏を乗り切る

東洋医学では、夏は「苦味」のある食材を適度に取り入れることが勧められています。ゴーヤやピーマン、ししとうなどの苦味には、体にこもった熱を和らげ、食欲を助ける働きがあると考えられています。

また、苦味には味覚を刺激して唾液や胃液の分泌を促し、食事をおいしく感じやすくする効果も期待できます。苦味が苦手な方は、豚肉や卵と一緒に炒めたり、かつお節を加えたりすると食べやすくなります。旬の食材を無理なく取り入れることが、季節に合った食養生につながります。

まとめ

夏の食養生で大切なのは、「旬の食材を取り入れる」「胃腸を冷やし過ぎない」「水分とミネラルをこまめに補給する」「栄養バランスを意識する」という4つのポイントです。

毎日の食事は、体調を整える最も身近な養生法です。暑いからこそ食事をおろそかにせず、季節に合った食材を上手に取り入れることで、夏バテや熱中症を予防し、元気に夏を過ごしましょう。

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