お知らせ
2022-04-27 16:17:00
タンパク質不足が原因で起こる症状
タンパク質(肉、魚、卵、大豆製品、乳製品など)は、体の多くの部分をつくるため、不足すると全身に影響が出ます。筋力低下や肩こり・腰痛など、日常生活で感じる体の不調は、タンパク質不足が原因かもしれません。
筋力が低下する
タンパク質の多くは、筋肉に蓄えられています。体づくりに必要なタンパク質が不足すると、筋肉内のタンパク質を使わざるを得ません。エネルギー源が筋肉になるため、結果的に筋肉量や筋力の低下につながります。運動機能や活動量が低下し、階段の登り降りがきつい、食べ物を噛む力が弱まるなど、日常生活にも支障が出る恐れがあります。
太りやすくなる
筋肉量が低下すると基礎代謝が低下します。基礎代謝とは、生命活動を維持するためのエネルギーです。呼吸や体温維持、内臓を動かすなど、生きているだけでエネルギーは消費されます。タンパク質不足で筋力が低下すると、効率よくエネルギーが消費されず、太りやすい体質になります。
一方、筋肉量が多い人の特徴として、基礎代謝が高いことがあげられます。基礎代謝が高いほど1日に消費するエネルギーが大きいため、痩せやすくなります。
肩こり・腰痛になる
筋力が低下して正しい姿勢が保てなくなると、血行不良が起こります。また、筋肉は毎日、古いものから新しいものへと作り替えられますが、タンパク質が足りないと、古い筋肉がそのまま体を動かすことになります。老廃物が溜まり、筋肉の質が悪くなるのも肩こり・腰痛の原因です。マッサージや整体を施しても改善しない場合は、栄養素不足の可能性があります。
肌や髪の若々しさが失われる
肌に弾力を与える役割をもつコラーゲンは、タンパク質からつくられます。タンパク質が不足すると、コラーゲンの生成が減り、肌のハリやツヤが失われます。また、シワ・たるみ・むくみなども起こりやすくなります。
髪の毛は、ケラチンというタンパク質からつくられます。タンパク質不足は、枝毛・切れ毛・うねり・艶がないなどの髪のトラブルを引き起こします。薄毛の原因にもなるため、注意しましょう。
疲れやすく集中しづらい
神経伝達物質のドーパミン、セロトニンは、脳内でタンパク質を原料につくられます。ドーパミンは意欲や学習能力をつかさどり、セロトニンは精神を安定させる役割があります。不足すると、これらの神経伝達物質が生成できなくなり、脳の働きが鈍くなります。
その結果として、心が不安定になり、集中力や思考力が低下します。具体的には疲れやすい、集中できない、無意識のうちにぼんやりしている、やる気が出ない、イライラするなどの症状が起こりやすくなります。
体調を崩しやすくなる
タンパク質不足により、体の機能が低下して体調を崩しやすくなります。たとえば、貧血、むくみ、免疫力の低下などの不調です。
とくに免疫力低下は、感染リスクが高まるため注意が必要です。免疫力とは、病原菌から体を守る働きです。タンパク質を原料とする免疫細胞をつくれなくなり、粘膜や皮膚の働きを弱めるため、免疫力低下に直結します。風邪やインフルエンザなどのウイルス、細菌・花粉などの異物が侵入しやすくなります。
年齢を重ねていくと胃腸の吸収力も低下していくので、普段の食事から摂れない栄養は吸収の良い医薬品や栄養補助食品などで補うのも重要になります。
2022-04-15 10:03:00
楽しく歩きましょう
春はあらゆる生命が生き生きと輝きはじめる季節です。
体に感じる風も爽やかで優しく、心身ともに心地よく感じられますね。
その一方で、春先は何となく体調がすぐれないという方も多いのではないでしょうか。
冬の間は、どちらかといえば体内の活動を抑え気味にコントロールする副交感神経が優位に働いていたのですが、春になると活動的に作用する交感神経が主導権をとるようになります。
このバランスの入れ替わりがスムーズに行われないと、体調不良を招いたり、疲労感を訴える原因になると考えられます。
1日のはじまりに、ラジオ体操やストレッチを行うことも大変効果的です。のどかでポカポカ陽気の日には、散歩に出かけましょう。色とりどりの草花を眺めながらのウォーキングは、春ならではの楽しみといえます。
さっそく外に出て、歩いてみませんか。
ウォーキングというと、すぐに万歩計を持って、1万歩となると健常者でも1時間半ほどかかり、疲労もたまります。20分程度のウォーキングでも立派な運動効果があることを理解して、毎日の生活の中に歩くことを取り入れましょう。健康づくりは、無理せず、楽しく運動を続けていくことが大切です。
春を楽しく、元気に過ごしたいですね。
2022-04-05 13:30:00
睡眠の質を高めましょう
夜ぐっすりと眠れていますか?
このご時世の生活リズムや働き方の変化により不眠に悩む人も少なくないようです。
夜ぐっすりと眠るには、夜だけでなく朝・昼の過ごし方も大切です。
次の4つのポイントに気をつけましょう。
①起床時間を一定にする
わたしたちの体には体内時計が備わっており、ある程度の生活リズムが決まっています。
休日の寝坊や昼寝のしすぎは体内時計を乱すため不眠の原因に。
平日、休日に関わらず同じ時刻に起床するようにしましょう。
②太陽の光を浴びる
人の体内時計は24時間より少し長めですが、起床直後の太陽の光でリセットされます。
体内時計がリセットされてから15~16時間後に眠気が現れるので起床後なるべく早く太陽の光を浴びましょう。
③朝食をとる
朝食をとらない頻度が多いと、エネルギー不足で日中の活動量が落ちて、夜の睡眠に影響しかねません。
朝食は朝の目覚めを促し、脳のエネルギー源となります。
④習慣的に運動をする
週5回30分程度のウオーキングを行うなど、習慣的な運動は快眠につながるということがわかっています。
日中に適度な運動をして昼夜の活動と休息のメリハリをつけることで、熟睡できるようになります。