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2023-09-20 15:57:00

咳だけ残る!咳が止まらない!しつこい咳を鎮める方法とは?

かぜは治ったのに咳だけ残る、咳がなかなか止まらない、咳がひどくて眠れない、なんて経験はありませんか?ただの咳だと軽んじていると、症状がこじれて辛い思いをすることもよくあります。そこで今回は漢方からみた長引く咳の原因や対処法、そしておすすめの漢方薬、食材、ツボについてご紹介します。

放っておくべからず!長引く咳

のどや鼻、気管支、肺など呼吸器系は、菌やウイルスなどの外敵だけでなく、気候の変化やホコリ、花粉などにも影響を受けやすく、カラダの中でもとても敏感な部分です。

これら呼吸器系には“潤いを好み、乾燥を嫌う”という特徴があると漢方では言われていて、のどの粘膜が乾燥したり、気道に炎症が生じたりすると、「から咳」や「気管支炎」、「しわがれ声」、「痰が切れない咳」などの症状が容易に起こりやすくなります。

特に、秋~冬にかけての季節や、冷暖房などの環境下では、空気が乾燥しやすく、呼吸により鼻やのど、気管支などの粘膜が乾燥しやすくなるので注意が必要です。乾燥と並んで咳が出やすいのが“かぜ”です。かぜの初期だけでなく、かぜの中期~後期、さらには、かぜが治ってからも咳だけ続くといったケースも少なくありません。

長引く咳は、のどの痛みや胸の痛みを引き起こすだけでなく、睡眠の妨げになるなど生活に支障を来たすことも多くあります。また症状がこじれて気管支炎や肺炎、気管支喘息などの重い病気に発展してしまうこともあります。たかが咳とあなどらず、早めにケアすることがとても大切です。2週間以上、咳が続くようなら医師の診断を受けることをお勧めします。

かぜが長引き咳だけ残る、咳が止まらない、そんなときにおすすめの漢方薬とは?

かぜが長引き咳だけ残る、咳がなかなか止まらないというような乾いた咳には「麦門冬湯(ばくもんどうとう)」という漢方薬がおすすめです。
麦門冬湯は麦門冬、人参、大棗、甘草、粳米、半夏の6種類の生薬を配合した漢方薬で、カラダの潤いである「水」と元気の源である「気」をしっかり補うことで、乾燥したのどの粘膜を潤し、咳を鎮め、痰を出しやすくし、から咳や気管支炎、気管支ぜんそく、咽頭炎、しわがれ声などの症状を改善します。長引く咳にも飲むことができますが、1ヵ月位(からぜきの場合は1週間位)飲んでみても症状が良くならない場合は医師や薬剤師や登録販売者に相談しましょう。

 

咳だけ残る、咳が止まらない、そんなときに生姜の飴はNG?

粘膜が乾燥することで起こりやすい乾いた咳には、のど粘膜の潤いケアがおすすめです。部屋を加湿して湿度を保つ、こまめに水分をとってのどを潤す、飴をなめるなど、のどの粘膜を常に潤すよう工夫しましょう。お湯を沸かして蒸気を吸入するのもおすすめです。

逆に、粘膜を乾燥させるようなものには注意が必要です。例えば“生姜”もそのひとつ。かぜで咳が出ると生姜の入ったのど飴をなめるという人も多いのでは。実は漢方では生姜はカラダや粘膜を乾燥させる燥性の性質があると言われています。そのため、乾燥からくる咳には不向き。乾いた咳にはのどを潤すと言われているハチミツやかりん、うめなどの入ったものがおすすめです。

また、辛い香辛料にも注意が必要です。胡椒や山椒、唐辛子も生姜と同じくカラダを乾燥させる性質があると言われています。乾いた咳が出ているときは辛いものの食べすぎは控えましょう。このように良かれと思ってやったことが逆効果なんてことも。考えながらケアをすることも大切ですね。

積極的に食べたい!残る咳におすすめの食材一覧

漢方で咳を鎮めると言われている食べ物をご紹介します。その中でも特に、ハチミツ、アーモンド、松の実、落花生、くわい、ゆり根、いちじく、梅、びわ、などは粘膜を潤しながら咳を鎮めるサポートをすると言われ、乾いた咳が出ているときにピッタリです。 “はちみつの画像”

≪止咳の働きのある食べもの≫
氷砂糖、ハチミツ、水あめ、湯葉、アーモンド、えごま、オリーブ、南瓜の種、栗、杏仁、松の実、落花生、かぶら、くわい、にんにく、ふきのとう、へちま、ゆり根、杏、いちじく、梅、ざくろ、梨、びわ、マンゴー、くらげ、鯉、海苔、豚の肺、鴨の卵
※国立北京中医大学日本校監修 現代の食卓に生かす「食物性味表」より

咳がひどいときには押してみよう!咳におすすめのツボ5選

咳におすすめのツボをご紹介します。時間のある時に押してみましょう。
・天突 てんとつ
・孔最 こうさい
・尺沢 しゃくたく
・肺兪 はいゆ
・中府 ちゅうふ

“咳に効くツボ”

 

参照:https://www.kracie.co.jp/kampo/kampofullife/

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