お知らせ
2022-11-02 16:49:00
風邪をこじらせやすい人
風邪をひかないようにするためには、普段から規則正しい生活、バランスのとれた食事、十分な睡眠を取り、免疫力を高めておくことが大切です。また、風邪をひいたかな、というときでも、初期段階で早めに正しく対処すれば、ひどくなる前に治ることもあります。
しかし、このときの対処を誤ると長引きがちに。
次のような過ごし方をしている人は、風邪を引いたときにこじらせやすいといえます。
- 普段からダイエットをしていて栄養バランスを欠いている
- 風邪をひいたら、スタミナをつけようとステーキやカツ丼などを食べる
- 寒気を感じても、厚着など暖を取ることはしない
- 水分をあまりとらない
- 最近、転勤や引っ越しがあり、生活が大きく変わった
- 最近、とても忙しくなった
良質な睡眠を
風邪を治すには、何といっても睡眠が大切です。いつもより長い、十分な睡眠時間を確保しましょう。
また、本人がリラックスできる環境を整えることで、熟睡できるようになります。アロマを炊く、照明を工夫するなど、最も落ち着く方法で良質な睡眠をとるようにしてください。
食事は消化の良いものを
バランスの取れた食事をとることが大切ですが、食欲が落ちているときは無理に食べないようにしてください。食べ物を消化・吸収するのはとてもエネルギーを使うため、温存するべき体力が低下してしまいます。
スタミナをつけようと、ステーキなど消化の悪いものを食べるのは逆効果。おかゆやスープなど消化のよいものを、食べられる範囲でとるようにしましょう。また、熱すぎたり冷たすぎるのも体の負担になるので、人肌くらいのものが最適です。
体を温める
風邪の初期症状の一つである悪寒は、熱が上がる前のサイン。生体反応として、体が熱を上げるシステムを作動させようと、筋肉を震えさせて熱を生み出そうとしているのです。この段階で体を温めてあげると、免疫力が高まり、ウイルスを撃退しやすくなります。
大きな血管が集まっている3つの首=「首・手首・足首」を温めると効率的に体温が上がるので、ここをカバーできる服装をしましょう。しょうが湯など体が温まるものを飲むのも効果的です。
水分補給はしっかりと
風邪をひいたときは、水分をしっかりとることが大切です。まず、発熱時には、体から水分が奪われるため、脱水を防がなければなりません。脱水を改善するだけで熱が下がる場合もあります。また、熱が出ていなくても、風邪のときは体内の細胞がフル稼働していますから、細胞の一つ一つが水分を必要としているのです。
高齢者の場合、のどの乾きを感じにくいので、気づかないうちに脱水になっていることもあります。風邪や発熱の際には特に、意識的に水分をとるようにしてください。
乾燥を防ぎ加湿する
ウイルスの多くは低温低湿の状態で活発化するため、風邪予防には加湿が重要といわれます。そして風邪をひいてしまったあとも、加湿は大切です。
のどや鼻の粘膜の表面には「繊毛(せんもう)」があり、ウイルスを排除する役割を担っているのですが、乾燥すると繊毛の働きが悪くなってしまいます。加湿器を利用したり、濡れたタオルを何本か掛けておくなどして、室内を乾燥させないよう心がけて。
参照 https://kenko.sawai.co.jp/