日記
先週から大雨です💦
マアジの選別
週に1~2回、マアジの選別を行っています。
1回の選別量は約300尾程度。加工場前の桟橋に活かしておくのですが、多すぎると傷んでしまう可能性が高くなるので少量ずつ。
今は「アジフライ」をメインに作っています。お陰様で松浦市への「ふるさと納税」の返礼品で多くのご注文を頂いています。
脂が乗った肉厚の「アジフライ」。大変好評です。
与える飼料もこだわりを持って使用しています。粒上の配合飼料には高品質のトラフグ用を使用。胃袋が無いトラフグに対応した高魚粉で低脂肪。成長を促すのはもってこいの飼料です。
ある程度大きくなってきたら、「イカナゴ」も与えます。骨も柔らかく、良質の脂を多く持ったイカナゴはマアジをよりジューシーに仕上げます。
いずれの餌もマアジに与えるには良すぎるくらいの餌ですが、保栄水産は美味しく召し上がっていただくためこだわり続けています。
選別時は海水の中で小さな個体を生簀に戻す方法をとっています。加工品に使えない小さなサイズまで持って帰ると、最終的にタイ等の餌にしかなりません。
戻すことにより無駄な水揚げを減らし、大きくなるまで待っていられる利点があります。もちろん手間はかかりますが大切な作業だと思っています。
そのような手間暇をかけて育てているので、加工時も大切に扱い、美味しく召し上がって頂けたらいいなをいう気持ちを持って「アジフライ」を作っています。
そんな過保護な「アジフライ」。気になった方は是非ともご購入頂けたらと思います。
4回目の歯切りと選別を行いました。
さて、先週から6日間をかけて急遽4回目の歯切りを行いました。
前回の歯切りから約一か月。歯が伸びている風ではないのですが、気になる事案が。。。
数匹、腸を引っ張っている個体が出たためです。
予定より少し早めですが、大小の選別を兼ねて行いました。
弊社は1種苗あたり2台の枠をとっています。なので今回は2台を合わせて大小の選別。
やはり歯は生え切っておらず、下の歯を少しだけカットすることになりましたが、10,000尾になるので時間も3時間超えになりました。
餌をしっかり食べている個体はかなり大きくなっていました。反対にありつけず小さい個体も出てきます。大小の選別をすることで、餌の大きさを変えたり同サイズで飼育できるため小さな個体も成長しやすくなります。
大変な1週間でしたが、その甲斐もあって餌喰いも上がり元気に泳いでいます。
今後は餌の量に注意しつつ、来年の春まで落ち着いて飼育できそうです。
イカダの制作
台風後の状況
お盆前に接近した「台風6号」が残していった爪痕になります。
イカダ数台が大波による揺さぶりに耐えられず、若干の「変形」をしています。
イカダには中央まで移動して餌をやれるように梯子のようなものがあります。通常は正方形のイカダなので、十字クロス部分は直角になるのですが。。。
イカダを固定している碇ロープからの引っ張りに耐えられなかったイカダが「ひし形」になっていました。
また、歩くために乗せている「板」を結んでいるロープも所々切れていて中には裏返っている板もありました。
今回の台風での被害的なものは以上です。事前の手入れや養生で最小限にとどめられたと思います。
台風、赤潮、高水温。自然の恐ろしさを感じます。