歯切りも終了。回復も問題なし。

５月に入ると漁場移動が始まるので、新しい生け簀を貼り込みました。

重量は７００kg～８００kgあるので、船への積み込みはクレーンで。

筏への落とし込みは船のローラーを使って行います。

１０M筏用の生簀なら人力で問題ないのですが、１５Mはさすがに重いですね(;´･ω･)

来週からは移動と大小選別です。

4月に入りご注文が増えてきた「シマアジ」。

早くもリピートのお客様が出来ました。

気に入って頂けたようです。

餌も沢山食べているので大きな個体も出始めているようです。

現在の「3尾セット」以外にも販売方法を考えないといけないかもです。

めちゃめちゃ餌喰ってます！

他の業者様が行っているという、「塩水で洗ってそのままパン粉を付ける」方法を試してみました。

通常は塩水で洗った後、電解水にさっと通す方法です。

少しの臭みもなくなると聞いて試してみました。

身に味が付く事もなく、臭みも。。。無いような感じでした。(^^ゞ

自分がそんなに気にならないからなのかもしれませんね。

相変わらず美味しかったです。

歯切り後一週間経ちましたが、トラフグ2年生の調子は良い状態です。

小さな時期は歯切り後もすぐに餌を食べたり泳いだりしてくれますが、二年目の歯切りは体も大きくなっているので少し堪えたりします。

幸い（有）保栄水産のトラフグは、ここ10年程歯切りによる斃死などはありませんでした。

今年もすべての種苗が順調に回復しました。

この後は、次の稚魚入荷に備えて漁場移動です。

（有）保栄水産では同時に大小選別も行い、飼育しやすい環境に薄飼いします。

今日はモイストペレットを作っている現場の紹介です。

「（有）保栄水産のこだわり」でも紹介している成長に合わせて配合を変えて作る生餌です。

今日作ったのは「マダイ」の餌。

ちょっと値が張るのですが、魚粉多めの「マッシュ」と呼ばれる粉末を約半分。

今は水揚げも少なくなり高騰している「アジ」を4割と、「アジフライ」等の加工で出た頭や骨・内臓部分を1割程度一緒に混ぜてミンチ状にします。

結構手間なんです。これ。

ミンチ機の中で綺麗に混ざるまで撹拌して、油圧の力でカットしながら出していきます。

出来上がった後の水洗いが結構大変で、隅々まで流さないと臭いの原因になりますからね。

ドライペレットとモイストペレットを交互に与えることによって質の良い身と脂になります。