4月になり水温も上昇してきたので、トラフグの「歯切り」作業に入っています。

トラフグにはとても固く鋭い歯が生えています。生簀で養殖するにはとても厄介なものです。

仲間同士の噛み合いで尻尾などがかじられたり傷を付けます。最悪の場合は雑菌が入り死に至ります。

また、生け簀をかじって噛み破り、逃亡する事も。。。

稚魚のころから都合4回切ることになります。

なぜ複数回？

トラフグの歯は時間と共にまた生えてきます。成長が早い稚魚期はなおさらです。

5月に入荷して10月までの約半年で3回切ります。

そして翌春にもう一回切って出荷まで持たせます。

飼育尾数の4倍の延べ尾数です。。。

50,000尾なら200,000尾分を5人で作業します。

トラフグ養殖の大変さの一つですね。

そして一番大切な仕事です。

今年度のトラフグ出荷も終了しました。

お取り引き先の皆様、運んでくださったドライバー様、ご注文下さったお客様、誠にありがとうございました。

今年のトラフグも良い評価をしていただきました。来年のトラフグ出荷まで身質とサイズアップに努めていきたいと思います。

これから先の予定ですが、新2年生（来年度出荷するトラフグ）の歯切りが最初のイベントになります。

漁場移動の前に「歯切り」を済ませ、新しいイケスを準備しようと思います。

「たからシマアジ」で販売を始めて8か月ほどになりますが、多くのご注文を頂いています。

先日より活魚での販売も始まりたくさんのシマアジが出荷されました。

年内完売の勢いですが、私としては年末年始のお刺身用に皆様に販売出来ればと思っています。

「マアジ」人気も高かったのですが、やはり「シマアジ」の旨味は別格です。

是非一度、召し上がっていただきたいと思います。

今回大型のタイの出荷が入りました。

3年目になる「マダイ」です。約1.3ｋｇ程度の大きさで出荷しました。

今回は3,000尾の一括出荷になったので船で搬送しました。

船の側面に仕切りがあり、生け簀と繋げて流し込みます。

当社ではめったにない出荷方法でした。

当店人気の「アジフライ」の素になる「マアジ」の稚魚が入荷しました。

今期は少し遅れて「秋仔」になりました。

今の在庫を考えると、「春仔」が良かったのですが、手に入らず。。。

ようやくの入荷です。

懇意にしている「定置網業者」さんからお届けです。

傷まないように手早く桶を使っての導入作業。なかなか大変です。

これから約一年、「アジフライ」に使えるまでに育てていきたいと思います。