保栄水産のこだわり
体調管理にこだわっています。
保栄水産では、とにかくお魚の事を第一に考えています。
養殖の基本となるのは魚体の観察。
それは毎日お魚に給餌をするときに念入りに行います。
餌が多すぎると、どの魚種も同じように餌を食べなくなってきます。適量でないと肝臓などの内臓系に負担がかかり病気になってしまいます。
反対に餌が少ないとどうなるか。トラフグならお互いを噛み合い傷つけます。傷からはバイ菌が入り死に至ります。また生簀を噛み破り逃亡の恐れもあります。
マダイやアジ、その他の養殖魚にも当てはまります。
そのような事を解消するため、給餌の際には状態観察は欠かせません。
給餌が無い日もよほどのシケでない限り漁場に赴き観察しています。
では餌の内容はどうでしょう。
市販されている配合飼料だけでは栄養バランスに偏りが出ないかを考え、配合飼料にもビタミンや海藻粉末を加えています。
また、モイスト(アジやイカナゴ等と魚粉を混ぜたもの)も自社で比率を変えながら成長に合わせて製造し、交互に与えたりしています。
それにより成長の促進と旨味がある身質を作っていきます。
もちろん安全面も考え、不要な添加物や薬剤は使用していません。
毎日の観察・管理により健康で安全なお魚を育成しています。
ストレスフリーにこだわっています。
魚の成長と美しい魚体を保つためには、飼育環境が良く無ければいけません。
(有)保栄水産では魚が広々と泳げるように、薄飼いをしています。
台数が増えると管理が大変になってくるのですが、多数飼育では成長や姿に不揃いが発生します。
全ての魚に餌がいきわたるように、魚同士が噛み合い等のストレスを感じないように気を使っています。
加工製造にもこだわっています。
(有)保栄水産では、水産加工品も製造しています。
お客様の口に入るものですから、衛生面にも徹底的にこだわっています。
魚の洗浄には「電解殺菌水(次亜塩素酸水)」を使用。殺菌・除菌を行う事で食の安全を守ります。
もちろん処理後の商品は速やかに真空パックを行い、必要であれば「急速冷凍機」で冷凍保存も行っています。
また干物製造に関しては、天日干しではなく「熟成乾燥庫」を使用。
PM2.5や黄砂などの物質にさらされることなく、とても衛生的な干物に仕上がります。
保栄水産の加工場は衛生面に気を付けクリーニング日を設定し 、清潔な加工場を維持するよう徹底しています。
加工場をご覧になった方からは「加工場特有のにおいが無い。」「道具が整頓されていて、見るだけで安心できる。」と言って頂いてます。
HACCP管理を徹底し、危険要因を出来るだけ取り除く努力を行っています。上記のお言葉はその努力の賜物だと思っています。
(有)保栄水産は、養殖業に強い信念とこだわりを持って仕事をしています。