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2025/05/28
南島原市商工会 平川夏希(入江製菓舗)

【多様な人材 能力発揮】
働き方に対する価値観が大きく変わり、人材の流動化が加速する昨今、商工会は、あらゆる社会人経験を生かすことができる転職先として存在感を高めている。
南島原市商工会主事の平川夏希(34)が商工会に転職したのは昨春のこと。10年間勤めた地元・南島原市の食品製造販売会社を辞め、新たな一歩を踏み出した。
転職前は、営業職に従事。南島原の特産品を扱っていたが、地域の発展に幅広く貢献したいという思いが募り商工会を目指した経緯がある。
商工会業務の柱は、地域に根付く事業所の経営支援。平川は、この分野の経験は無かったが、営業時代に培った行動力や見識があった。
昨年、条件の良い補助金の公募が始まった際には、菓子製造販売の入江製菓舗(南島原市)に飛び込みで訪問。
代表の入江博文(67)に概要を説明しながら活用を提案、申請が決まった。
補助金が無事採択され、念願の厨房機器を購入した入江は「(平川に)申請作業もてきぱきと支援してもらった。社会人経験があるためか安定感もあり、頼もしさを感じた」と目を細める。
県商工会連合会は、経験者採用を積極推進してきた歴史がある。元銀行員や元証券会社員、元営業スタッフなど、様々な人材が能力を発揮してきた。直近5年間では、採用職員のうち転職者が毎年3割以上。2025年度は約6割に上った。
採用を担当する同連合会総務課では「転職者は即戦力であるほか、専門スキルなどにも期待できる」と実務的な能力を評価する一方、「他組織で育まれた異なる視点を持つ人材が加わることは、新たな発想を生む刺激にもなる」と組織活性化面にも期待を寄せる。
※2025年5月28日(水)の長崎新聞にて掲載されております。
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企業の情報
「入江製菓舗」
所在地:859-1504 長崎県南島原市深江町丁3671
代表:入江 博文
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南島原市商工会ホームページ