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2025/02/12
県連合会 女性部会長 江嶋慶子(地域への恩返し胸に)

「地域への恩返し胸に」
県商工会女性部連合会長の江嶋慶子(76)には長年、大切にしてきた思いがある。
それは「地域への恩返し」だ。
県内の商工会組織を束ねる県商工会連合会(長崎市)の内部組織として、女性部の前身となる「婦人部」が誕生したのは1971年。
女性会員や会員親族の女性などがメンバーで、2024年4月時点での部員数は約1700人。
スキルアップに向けた研修会をはじめ、ごみ拾いや寄付金集めといった社会福祉事業や子育て支援、地域振興事業など幅広い取り組みを手掛けている。
人生の大半をふるさとの対馬市で過ごしてきた江嶋は1975年、夫と共に対馬で建築塗装業を立ち上げ、島内を地盤に商売してきた。女性部に入会したのは28歳のとき。
さまざまな要職を経て2016年、会長職に就いた。
江嶋が日々、感じているのは、商工会員は地域に根を張って商売をさせてもらっている、ということだ。
商工会は旧郡部が主な支援エリアで、その会員は規模の小さな中小企業小規模事業者がほとんど。
「顔の見える関係」にある地域の住民に商品を買ってもらい、支えてもらうことで、はじめて商売を続けることができる。
江嶋は「商工会員は地域に生かされているのだから、さまざまな活動を通じてその恩を地域に還元する必要があると思うんです。
地域貢献は一番大切。
女性だからこそできることも、あるのではないでしょうか」と力を込める。
今後に関しては、商工会連合会の別の内部組織である青年部との連携も模索中。
「臆せずに新しいことにどんどん取り組んでいこう、という話をいつもしているんです」(江嶋)と、さらなる「恩返し」に向けチャレンジを模索しているようだ。
※2025年2月12日(水)の長崎新聞にて掲載されております。