支援事例

2024/12/11

佐世保市北部商工会 深川甲聖(佐世保がじら合同会社)

佐世保市北部商工会 深川甲聖(佐世保がじら合同会社)

【学び促す機会を提供】

 

佐世保がじら合同会社

 

自社のオリジナルブランドを持つことには、さまざまなメリットがある。

差別化を図りやすい。

単純な価格競争に巻き込まれにくい。

高い利益率も期待できる。

ただ、規模が小さい事業者が自社ブランドを育てるのは容易ではない。

 

世知原茶をベースとするクラフトティー製造販売の佐世保がじら合同会社(佐世保市)代表社員の林由佳(38)は2021年に起業し、独自ブランドを立ち上げた。

茶農家に生まれ、実父は生産のみ手掛けていたが「名もなき茶葉として卸売りするのではなく、新しい形のオリジナル商品を作りたい」との思いがあった。

 

一方で、林はもともと広告代理店のデザイナー。経営に携わった経験はない。

ブランド立ち上げに関わるのも初めて。

顧客の信頼獲得をはじめ、販路の開拓、広報活動など、手探り状態で進める日々が続いていた。

 

ある日、補助金申請に向け、地元の佐世保市北部商工会を訪れたときのこと。

話し合いの中で、別件として、ブランド育成に向け商談会への参加を提案された。

販路拡大に加え、学びにもつながるとのことで23年度、同商工会の支援を受け3件の商談会に参加。

これが転機となった。

 

商談会は「存在も知らなかったバイヤーという職種の人」(林)から、さまざまな学びを得る貴重な機会に。

茶業界が置かれている現実や傾向などを知り、課題が明確になった。

併せて地元の直売店が中心だった販路も県外に広がり、売り上げも大きく伸びた。

 

同社を担当する同商工会主事の深川甲聖(23)は「同社の独自商品は目新しく、非常に魅力的。

より多くの人に知ってもらえる支援ができれば」と意気込む。

 

 

 

 

※2024年12月11日(水)の長崎新聞にて掲載されております。 

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 企業の情報

「佐世保がじら合同会社」

所在地:859-6406  長崎県佐世保市世知原町木浦原640番地

TEL/FAX:0956-80-1235

代表:林由佳

HP:https://gajira.jp/

販売サイト:https://gajira.shop/

Instagram:https://www.instagram.com/sasebogajira/

X(旧Twitter):https://twitter.com/sasebogajira

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佐世保市商工会 ホームページ

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