支援事例
2024/09/26
諫早市商工会 高橋裕一(宮下農園)
【農作物に付加価値を】
宮下農園
ミニトマト栽培などを手掛ける「宮下農園」(諫早市)代表の宮下清次郎(39)は、
新たな挑戦を模索していた。
脱サラし実父から引き継いだ農地。
農作物は農業協同組合(JA)に出荷していたが、それだけでは物足りなさを感じるようになった。
農業は衰退している。農家が元気になるには、どうしたらいいのか。
自分にできることは。考え抜いた結果、
チャレンジしようと決めたのがトマトを使った加工食品の開発、販売だった。
宮下の取り組みは「6次産業化」と呼ばれる。
農林漁業者が自身の生産物を加工し、流通・販売まで一貫して手掛ける経営手法で、
収益力アップや雇用安定などが期待できる。
6次化の母体として宮下は2021年秋、新会社を設立。
まずは廃棄していた規格外トマトを活用し、ワインの開発に乗り出すことを決断した。
ただ、6次化は決して容易ではない。
農林漁業者は生産のプロではあるが加工や販売、
広報活動などはノウハウに乏しく、行き詰まるケースは少なくない。
そこで同社を支援したのが諫早市商工会だ。
助成金や補助金を活用した新商品開発を事業計画作りなどの面でサポートしたほか、
商談会への出展あっせんなどにより販路掘り起しを後押し。
これに伴い新商品は首都圏に販路を拡大するなど、着実に実績を積んでいる。
同商工会主事の高橋裕一(28)は
「モノはできたが売れない、が最も避けなければいけないパターンだった。引き続き新規販路開拓を支援したい」と話す。
宮下が高橋に言った。
「商品開発している農家さん、少ないですよね。
僕、農家さんに、商工会員になって、もっと会を利用した方がいいよって勧めているんです」
※2024年9月26日(木)の長崎新聞にて掲載されております。
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企業の情報
「宮下農園」
所在地:854-0203 長崎県諫早市森山町本村西昭和開3573
TEL:070-8491-3064
代表:宮下清次郎
HP:https://www.miyashitanouen.com/
Facebook:https://www.facebook.com/miyashitanouen/
Instagram:https://www.instagram.com/miyashitanouen/
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諫早市商工会ホームページ