ネットインリーグの試合形式
ネットインリーグでは、スイスドロー形式を採用しています。
4試合行うと優勝が決定します。4試合終わった時点で、全勝の選手が複数出た場合は決定戦を行います。
スイスドロー形式とは:
トーナメント戦のように勝ち残り式ではなく、リーグ戦なのですべての選手が一定数の試合を行いますが、リーグ内のすべての選手と試合をするわけではありません。
対戦相手の決定は、初戦を除き、できる限り同程度の力量を持つ選手同士が対戦し、同じ相手と二度以上対戦することがないように予め作られた規則に沿って行います。
全試合終了後に最も多くの勝利数をあげた選手が優勝となります。
ネットインリーグでは、各選手に配布するスコアカードと、進行係が記入する対戦表をもとに試合を進行します。
また、空いている時間に、1人最低1回は、コーチと1セットマッチ(人数によっては2~3セットマッチ)を行い、アドバイスを受けるように進行します。
人数や台の数によって試合の進行が変わってきますが、以下に20人×5台の場合を例として説明していきます。
<対戦表の作成方法>
・10人ずつの2グループに分け、それぞれ上下2段のリーグ戦の表をつくる。
・同じ団体の選手は表の上段なら上段、下段なら下段にくるように書く。
・同じ団体内では、強い順に選手を書く。
<試合の進行>
・各グループは、それぞれ2台のコートで試合を行い、残りの1台のコートをコーチとの1セットマッチ(アドバイス付)で使用する。
第一試合は、進行係が指定した選手が審判をし、以降は基本的には敗者審判。
(試合の進行を優先させるため、勝者審判や審判の交代もあり)
勝者はコーチとの1セットマッチへ。但し、試合を組めるようなら試合を優先。
審判中の選手が試合にならないよう、勝者先行で試合を組む。
・第一試合は、上段の上位と下段の下位、上段の下位と下段の上位とが対戦する。
Aリーグ10名の場合、上位1番目と10番目、2番目と9番目が第一試合。
3番目と8番目、4番目と7番目が第1試合の審判。第一試合終了後、そのまま対戦。
5番目と6番目は、コーチとの1セットマッチ。その後、空いたコートで対戦。
(奇数の場合、残った選手は一番早く終了した勝者と対戦を行う。)
・第二試合以降は、対戦結果が同じ(または近い)成績の選手どうしの試合となるように組む。
第二試合では、第一試合の勝者どうし、敗者どうし。
第三試合では、2勝どうし、2敗どうし。1敗どうしの場合は、なるべく同じパターンで勝利している選手どうしを組む。
(「第一試合勝ち第二試合負けの選手」と「第一試合負け第二試合勝ちの選手」はなるべく避ける。)
第四試合で以下のような成績の選手が残った場合は
A:1勝2敗(合計7セット勝6セット負)
B:1勝2敗(合計3セット勝8セット負)
C:2勝1敗
D:0勝3敗
A対B、C対Dとしない。できるだけ対戦成績が近いようにするため、AはBより勝敗セット数がBに勝っているので、A対C、B対Dのように組む。
・審判は各人の試合結果をそれぞれのカードに記入し、勝者が2人分のカードを進行係に戻す。
・進行係は対戦結果をリーグ戦の表に記入し、次の試合を上記にもとづいて組む。
その際、1度対戦した相手とまた対戦しないように組む。
・全員4試合をした時点で全勝の選手が優勝となる。
(全勝の選手が複数いる場合は、決定戦を行う。時間がない場合は全勝の選手、全員が優勝とする。)
<リーグの分け方>
・【団体の場合】 同士討ちを避けるため、基本的には半々に分ける。2回目以降の参加の場合は、前回戦績も考慮する。
・【個人で初参加の場合】 他の大会での戦績や、その回の参加者のレベルによって決める。
・【個人で2回目以降参加の場合】 以下の昇格・降格ルールに基づき、前回の戦績とその回の参加者のレベルによって決める。
降格のルール:
原則的にAで全敗の場合はBへ降格。
参加者のレベルと人数にもよるが、Aで1勝3敗の場合もBへ降格。
但し、Aで1勝3敗が多数の場合は、その前の戦績などにより、降格を決める。
ごくまれに、1勝3敗が少ない場合は、2勝2敗でも降格の場合もあり。
昇格のルール:
原則的にBで全勝の場合はAへ昇格。
申込者のレベルと人数にもよるが、Bで3勝1敗の場合もAへ昇格。
但し、Bで3勝1敗が多数の場合は、その前の戦績などにより、昇格を決める。
ごくまれに、3勝1敗が少ない場合は、2勝2敗でも昇格の場合もあり。