メモ(覚え書き)
板厚の公差
図面に板厚を表記される場合に下図のように記載されていることが多くあります。
本当はこの表記はしないほうが無難です。なぜなら、寸法線に板厚を記載すると
この表の公差が適用されてしまうことになるからです。
一般にメーター板や4'x8'材のSUS304のt2における公差は±0.17㎜で、表に記載されている0.5ヲコエ6以下の±0.1よりも大きくなってしまい矛盾が生じてしまいます。
逆に今回客先から初めてご指摘をいただいて大慌てしたことがあるのですが、いつものように板厚2㎜で購入している材料を使って加工したところ、1.9㎜を下回る板厚のものがあるので注意してほしいと言われました。
もともと2㎜±0.1で設計されていたそうです。(10数年納品させていただきましたが、その条件もぞんじあげませんでしたし、今までは板厚でご指摘を受けたこともありませんでした。)
材料屋さんに公差指定をした場合どうなるかご相談したところ、かなり面倒なことになりそうです。
流通している通常の材料でなるべく設計をしていただくか、少し厚板を研磨して必要な板厚に調整するように設計していただけると助かります。
非対称のプレート
下図のような左右非対称のプレートで、2個と注文がある場合個人的には悩みます。
同じ向きに取り付けるような場合ですと、加工する際の歩留まりも
このように配置をすれば材料代のロスも少なくなりますが、
上図のようになにがしかの製品の両側から挟む部品の場合で、設計者が単純に形状は同じということで一方の向きから描き、個数が2個と記載されていることも多々あります。
レーザ加工やパンチング加工で製品形状を切断する場合、どうしても表面と裏面とでは傷やバリ(ドロス)などの違いがでてしまいます。
図面だけでは同一形状のものが2個いるのか、勝手反対のものと合わせて2個いるのかわかりません。
今回も気になったので、確認してみたところ両側から挟む用途で用いる部品だったので、歩留まりは悪くなりますが、それぞれの形状で加工プログラムを作り納品させていただきました。
エンドユーザーさんにとってはどちらのほうがいいんでしょうね。
図面指示の仕方
段ボール図面をいただいた同じ日、同じ工具屋さんの別の営業さんからご依頼を受けました。
本体と蓋のイメージ図が添付されてはいたのですが、それぞれの寸法指示は以下のように描かれていました。
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本体の外寸が外寸90、蓋側の内寸法が90で描かれています。
この図面に記載されている公差は中級で今回の場合±0.3ということになります。この図面だけで判断すると本体は外寸90.3、蓋の内寸89.7でもOKということになります。
以前もこのブログに同じ内容のものを記載していますが、前回は別のお客様からのご依頼でしたが、蓋は弊社、本体は別の協力会社さんに発注されていました。今回は最初から二つの製品がセットであることと、どちらも弊社にご注文がありましたので、納品前にそれぞれが勘合することを確認することが出来ました。
コストダウンということでいかに安く仕入れるかということも資材発注担当者さんにとって重要な事案だとは思いますが、公差内のものはそれぞれが不良品ではありませんが、一つのユニット製品としては全く機能しないということになり、どちらかを再製作する必要が出てきます。
https://r.goope.jp/matobaseisakusyo/diary/151243
加工業者側はその製品にかかわる情報については、原則図面に記載されていることだけしかわかりません。製作図面についてはもう少し関心を持っていただけたらと思います。
段ボールによる図面?
手書きのメモからのモデル作成
工具類を取り扱う営業さんが、出入りの工場などから板金ものをご依頼された場合、手帳にメモ書きでスケッチされていることが多いです。また図面化が出来ないことも多々あります。
そういう場合、お話を聞きながらMetaCAMでモデル作成をし、営業さんが図面化できない形状について具体的な製品のイメージを作成いたします。
MetaCAMは板金に特化したCADCAMですので、SolidWorksなどの3DCADと比べると一部制限があるのは事実ですが、板金加工に特化した他社の類似ソフトと比べると材質板厚が異なる構成のモデルなども容易に作り上げることが出来るので、作業している後ろから営業さんに「そうそう、そんな形です」と喜ばれることも多いです。
図面の読み方がわからないという場合でも、各投影面がどのような意味を示しているかなど詳しくご説明いたしますので、ご遠慮なくご相談ください。















