メモ(覚え書き)
2D CADでの作図の間違いについて
このホームページの「製品は教科書でできている」のページに、2D CADで描く場合によく間違えて描かれやすい図について解説してみました。
お役に立てば何よりです。
CAD初心者にとって苦手な図形1
https://r.goope.jp/matobaseisakusyo/info/6209537
CAD初心者にとって苦手な図形2
コストダウン
名前を聞けば、多くの人がすぐにわかる大企業さんの見積もり図面をお取引先様よりお預かりしました。そのなかで、図面をよく見るとタップ位置や穴の位置、寸法などの関係から、おそらく蓋と本体との関係になるのではないかというものがありました。
ただ、これが私の思い違いであればいいのですが、製品名や図面にはお互いの関係性を示すものはありませんでした。(それだけに関係性が下記のようにあるならば、結構やっかいなことが発生します。)
下図のような蓋と本体の関係になるのであれば、大きな問題がこの数枚の図面には問題があります。
パット見る限り一見何も問題はなさそうに見えるのですが、板厚が2.3㎜なので蓋の内寸は200㎜ということになり、フタと本体との間に隙間がありません。隙間がないと本体に蓋ははまりません。(厳密なことを言えば、板厚は少し薄めになっているので隙間はあると言えばあるのですが・・・)
それだけではなく、公差は一般公差でしたので200㎜の場合、ふつう±0.5㎜ということになります。
そのため、蓋と本体の寸法が
ということになり、
最悪こんな蓋と本体が勘合しない状態になったとしても、どちらも不良品ではないということになります。
さらに問題は、お見積もりした結果で、蓋は弊社が製作することになり、本体は別の会社で作ることになりました。
昔ならコストダウンということで、蓋と本体の合計の安いところに発注されていましたが、現在は各部品それぞれが一番安いところに発注するという考えになっているみたいです。
一応弊社としてはプラス目の公差で製品を提供させていただきました。NGのご連絡はなかったので、大丈夫だったのでしょうが、入らなかった場合作り直しの必要があり、コストダウンどころではないと思うのですが・・・。
ちなみに今回の場合、蓋はプラス公差、本体はマイナス公差の記述さえあれば、別々の工場で製作したとしても、問題は発生しません。
図面?
CADデータ
製品の受注に関しては、いまだにfaxやコピーでの依頼が多いです。
特に見積もり時にはデータは出せないというところもあるのですが、紙図面のみの場合1から作図をする必要があり、その場合数字の読み間違いや外寸法内寸法の勘違いなど、図面の寸法記載の方法によってはどうしても避けることが出来ない場合があります。
製図された際に保存されたCADデータを共有させていただけると、一番手間のかかるモデルの再構築部分の時間短縮につながるだけでなく、不必要なミスも防ぐことが出来ます。
中には「機密漏洩防止のために出せない」と言われる場合もあるのですが、1円でも安いところに発注するために紙図面をばらまかれているのは、自ら機密漏洩されているのでは?と思うときもあります。
参考のために、いただいたCADデータからモデルを作成する方法をCADCAMメーカーさんの動画サイトに紹介されていましたので、一度ご覧になってみてください。
2Dデータの利用
DXFやDWGなどの2Dデータの場合、精確に描いていただく必要はあるのですが、精確な データの場合、こんな感じでモデルを作成することが出来ます。弊社で使用しているCAD ではありませんが、CADMACさんで取り扱われているEASYの紹介に詳しく説明されてい ました。
https://www.youtube.com/watch?v=18gJrWH4kQs
3Dデータの利用
弊社で使用しているFAサービスさんのMetaCAMでの3Dデータの取り込みの紹介がされています。
https://www.youtube.com/watch?v=kT63WKyzmgE
もともと作成されていたモデルを最初から紙図面を見ながら再構築するよりも、容易で精確にそして早く作業が行えることがお分かりいただけたでしょうか?






