メモ(覚え書き)

2025-01-18 16:04:00

コストダウン

名前を聞けば、多くの人がすぐにわかる大企業さんの見積もり図面をお取引先様よりお預かりしました。そのなかで、図面をよく見るとタップ位置や穴の位置、寸法などの関係から、おそらく蓋と本体との関係になるのではないかというものがありました。

ただ、これが私の思い違いであればいいのですが、製品名や図面にはお互いの関係性を示すものはありませんでした。(それだけに関係性が下記のようにあるならば、結構やっかいなことが発生します。)

 

下図のような蓋と本体の関係になるのであれば、大きな問題がこの数枚の図面には問題があります。

スクリーンショット 2025-01-18 154823.png

パット見る限り一見何も問題はなさそうに見えるのですが、板厚が2.3㎜なので蓋の内寸は200㎜ということになり、フタと本体との間に隙間がありません。隙間がないと本体に蓋ははまりません。(厳密なことを言えば、板厚は少し薄めになっているので隙間はあると言えばあるのですが・・・)

スクリーンショット 2025-01-18 154912.png

それだけではなく、公差は一般公差でしたので200㎜の場合、ふつう±0.5㎜ということになります。

そのため、蓋と本体の寸法が

スクリーンショット 2025-01-18 155209.png

ということになり、

スクリーンショット 2025-01-18 155808.png

最悪こんな蓋と本体が勘合しない状態になったとしても、どちらも不良品ではないということになります。

さらに問題は、お見積もりした結果で、蓋は弊社が製作することになり、本体は別の会社で作ることになりました。

昔ならコストダウンということで、蓋と本体の合計の安いところに発注されていましたが、現在は各部品それぞれが一番安いところに発注するという考えになっているみたいです。

一応弊社としてはプラス目の公差で製品を提供させていただきました。NGのご連絡はなかったので、大丈夫だったのでしょうが、入らなかった場合作り直しの必要があり、コストダウンどころではないと思うのですが・・・。

 

ちなみに今回の場合、蓋はプラス公差、本体はマイナス公差の記述さえあれば、別々の工場で製作したとしても、問題は発生しません。

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