桃太郎の誕生は、
お供のいぬ、さる、きじさんたちも 活躍中!
昔話の「桃から生まれた 桃太郎」では?
いや、いや、
大人の紙芝居ですょ!
◆ ◆ ◆ 雑学 豆知識 ◆ ◆ ◆
紙芝居のルーツは、平安時代の『源氏物語絵巻』であるという説があります。
絵巻の「東屋」の段に物語絵を見ながら、語り手の話を聞く場面が描かれて、
これが紙芝居の構造に似ていると言えます。
また、寺院では、壁画や掛け軸を使った「絵解き」がありますが、
鎌倉時代以降には大衆化し、一般庶民を集めた娯楽となりました。
時代が下り、江戸時代から明治・大正にかけて、小さな穴から箱の中の絵を覗く
「のぞきからくり」が縁日の見世物小屋で楽しめましたが、絵だけでは
すぐあきられるので、これに語り「のぞきからくり節」をつけたものが人気を
博しました。
また同じ時期に寄席や縁日で楽しまれた、写し絵、手影絵、影絵眼鏡もまた、
「絵を見せながら語る」という点で、紙芝居の源流と言えます。
写し絵は和紙のスクリーンにガラス板に描いた絵を投影する幻灯の一種でしたが、
「無声映画」の登場で消え去りました。
ウィキペディアの「紙芝居」源流、「写し絵」より
鎌倉小町庵の影絵です。
さあ、誰だ?
この続きは、次回の『大人の昔むかしのお話し』掲載時の雑学コメントでお伝えしますね。