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2023/08/17 09:38

雑学 知っておいて 得する 得しない。 〜 『鎌倉』地名の由来 第三弾  その他の説より 〜

その他の説をご紹介します。 

一、昔、鎌倉の海岸近くに蘆(あし)や蒲(がま)がたくさん生えており、

  蒲が生えているところだから「かまくら」になったといわれています。

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 史跡 永福寺跡にて 2023.8.31撮影した蒲(がま)= 鎌

  フランクフルトのやや大き目サイズです。

 

 

 

二、比叡山にも鎌倉という地名があり、

 「神倉」(かみくら)とか「神庫」(かみくら)が

  なまったものと考えられています。

 

  ここ鎌倉にも「神庫」が合ったので、

  それがなまって「かまくら」になり、

   鎌倉の字をあてたのだといわれています。

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三、神奈川県の中央部に、高座郡(こうざぐん)という地名があります。

  高座は、昔「たかくら」と読んでいたところから「高倉』「高麗」(こま)に

      通じ、高麗座(こまくら)が「かまくら」になったといわれています。

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 諸説ありますが、

レファレンス共同データベースの「鎌倉」という地名の由来より

「地形に求める説」が有力ですね。

 

  浸食地形・崩壊地形を示す地形用語で、

  ・「鎌(かま)」は「えぐったようながけ地」。

       倉(くら)」は「谷を意味する古語」(『鎌倉の地名由来辞典』)


  カマ」は洞穴、クラは「岩」の意ともいう。

  (『角川日本地名大辞典』「かまくらぐん」の項)

 


  「鎌」はかまどのことで、倉は「たに」の意。

  (『鎌倉・三浦半島おもしろ地名考』)

 
「蘆噉竈(アシカミ)見命、竈口君等の祖」(旧事本紀)とあり、

  竈口は鎌倉の異名竈谷(かまくら)の義で、これを古人は

竈口(かまくち)とも呼んだ(『大日本地名辞書 第6巻 坂東』)

 

地形的な説にもいろいろありますが、それぞれに 信憑性がありますね。