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2021/10/19 08:00

「#風と旅する龍」 の世界へいざなう!

「#風と旅する龍」 の世界へいざなう!

 新春企画「#風と旅する龍」展

展示期間中、1日限りの「鎌倉小町庵らいぶ」をオンラインで全世界へ配信予定!

作品の龍たちの世界へ みなさんをお招きいたします。

 

 さんご さりあ

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インディアンフルート 月弧

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ゴッタン(三味線の原型) 花ヲ

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龍たちの 作品が  舞 と 笛 と ゴッタン と 共演・・・。

 

開催日は2021年12月中旬頃に本ホームページ等で告知致します。

お楽しみに、お待ちください。

 

「#風と旅する龍」のものがたり

かつて、天の国に、空を駆ける龍達の時代があった。

しかし互いに力と覇権を競い争いあった末にその数を減らし、 栄光の時代は、遠く過ぎ去った。

龍達は、天の国から去り、ある者は地を這う蛇に、 あるものは力を振り絞り、雲を縫って彷徨い続けた。

 

ある時、散り散りになってしまった仲間を探して旅をする1匹の孤独な若い龍が、 雷雲の合間をふと見下ろすと、遥か下の地表の谷間に、自分に似た龍の姿を見つけた。

若い孤独な龍は、ついに仲間に出会えたと思って舞い降りたが、それは、池に映る自分の姿であった。

絶望した龍は荒れ狂い、岩山を崩し谷を広げ洪水を起こした。 龍のせいで木々は倒れ、谷に住む生き物たちは大水に巻き込まれてしまった。

そして、龍自身も、そんな自暴自棄な自らの所業で大袈裟を負う。

それでも、谷に生き残った生き物たちは、 絶望し力も失い、朦朧と死を待つだけになって弱り果てた龍を、 天から落ちた神の使いとして敬い、

そしてその境遇と痛手を憐れみ気遣った。

 

後悔と懺悔に苛まれる龍の前に、古の星の時代に天の国で暴れて追放され、 やはりこの谷に落ちて精霊になった星のカケラが現れる。

星の精霊は龍の境遇に共感し、龍を教えさとし、新たな生へと導き、 龍は星のカケラと融合して、不死鳥のように再び空に舞い上がり、

新しい故郷である谷の生き物達を空から見守り続けた。

その場所は、今も、生き物達の楽園であり続けていると言う事です。