『組み木絵』とは、木でできた絵。
一切着色をしない数十種類の5.5㎜の厚さに揃えた板材を使い、その色・木目を生かしながら、
電動系ノコでカットして組み込んでいく技法です。
神の手ニッポン 中村道雄さん 唯一無二の組み木絵アーティスト
特別に数点を展示させていただきます。
是非ともご覧ください。
代表作の一つ「Re.Creation/北斎・神奈川沖浪裏」は、
版画家・葛飾北斎に敬意を表した作品(展示)
(2015年)H430×w595㎜
<組み木絵作家 中村道雄プロフィール>
1948年、岐阜県に生まれる。68年頃より、イラストレーターとして活動。その後木との出会いがあり、《組み木絵》を考案。84年、組み木絵本第一作『ふるいみらい』を発表すると同時に、全国のデパート、美術館などでの企画展,さらに絵本・壁画、その他企業カレンダーなどを手がける。絵本の中でも宮澤賢治シリーズは高い評価を得ている。特に⟨よだかの星〉は毎年版を重ね2021年累計で99,000部のロングセラーとなっている。
2012年にはパリの個展にて大成功を納める。*組み木絵とは* 数十種類の木を使い、着色せずに木の色のみで “絵”として組み込んでいく手法です。原画を素にベースとなる板にトレースをし、そのトレースされた板の線を糸ノコにて全て切り離し、その後に何十種類もの木を、その色・木目などをいかしながら、その部分、その部分に合わせて切り、組み込んで作り上げるものです。その基本にあるのは、木の持っている暖かさややさしさを通じて、自然との関わりや、重要さ、そして人間も自然の一員なのだということを、少しでも感じていただけたらという願いが込められています。
出版物
『ふるいみらい』(中山千夏ことば・ブッキング刊)/『なめとこ山の熊』(宮沢賢治作・偕成社刊)/『あいうえおんどりこけこっこう』(吉田定一詩・クレイン刊)/ 『よだかの星』(宮沢賢治作・偕成社刊)/『そこなし森の話』(佐藤さとる作・偕成社刊)/『土神と狐』(宮沢賢治作・偕成社刊)
主な企画展
銀座松屋/ 大阪国際児童文学館/ 西武百貨店渋谷店/ 阪急百貨店梅田店/日本橋・丸善本店/NHK・絵で読む宮沢賢治絵画館(全国美術館巡回展)/ 銀座三越/ 名古屋環境フェア/2008〜2013大分芸術の杜にて『中村道雄 組み木絵美術館』/ 2017年 第3期『神の手ニッポン展』神の手アーティスト 他 企画展多数
その他
1991年より東京都日の出町にて、組み木絵常設ギャラリー開設/ 1993: NHK ETV おはなしのくに『泣いた赤鬼』原画 / 1995: NHK ETV特集『宇宙からのメッセージ』挿入絵/ 2001年迄 朝日カルチャーセンター組み木絵講座講師/ 2002:TV朝日『徹子の部屋』出演/ 2012:パリ展覧会/ 2020:日本TV・ヒルナンデス〈アートの達人〉出演