製品は教科書でできている!?
2022-08-20 13:24:00
円の接線と接点を通る半径との関係
レーザ切断は基本として次の図のように平板に対して面に直角に切断します。
途中で板厚が変わる切断は苦手です。
それでは丸いパイプに穴をあける切断を行う場合はどうすればいいのでしょうか?
ここで、円の接線はその接点を通る半径に対して垂直であるという性質を利用します。
これだと接点部分にレーザが当たるようにヘッドを固定して、パイプを回転させれば
平板を切断しているのと同様、常に同じ板厚での切断になるので安定して加工するこ
とができます。
ただ、この加工だと上の図でお判りのようにパイプの表側と内側では大きさがことなるので、
これで問題のある場合はパイプを回転させずにヘッドを動かす下図のような加工になります。
ただ、この加工の場合は切断する途中で厚みが変化するので、注意が必要です。