製品は教科書でできている!?
2021-01-25 17:53:00
足し算と引き算
小学校にはいると最初に足し算と引き算を習いますよね。この計算のときに線分図を用いると問
題の内容が簡単に理解できることが多いのですが、図面の寸法線をよく見るとこの線分図の特徴
が利用されています。
また、足し算と引き算の計算では、同じ性質のもの同士でしか意味のある計算ができないという
ルールがあるのですが、これも図面ではうまく表現されています。
上の図面の寸法をわかりやすいように色分けをしてみました。赤は幅、青は高さ、緑は奥行を示して
います。
平面図を見てみると、右から7、25と書かれています。合計は7+25=32と計算することができます。
図面左側には寸法はありませんが、正面図で全長52.3と記載されているので、52.3-32=20.3と残り
の寸法を計算することができます。高さについても同様でに計算することはできるのですが、同じ横
向きの数字でも、赤の52.3、25、7と緑の18は表現している性質が異なるので計算に関係することが
できません。
お子さんの算数の練習問題に、図面を利用するというのはいかがでしょうか?