◆終了した講演会◆令和 6年11月30日

テーマ :古墳から見た古代国家成立過程

第一部

演題:同型鏡から考える

講師:辻田 淳一郎氏(九州大学教授)

はじまり.JPG

 

今回もまた満員御礼の会場でした。

 

私の友人でこの会に初めて出席した者がいました。

「どうしてこの吉井という高崎のはずれの地で、

これだけ多くの人たちが集まるのか。

しかもそれ相当の熱意をもって。」

彼は、浦和に住んでいます。

浦和から高崎駅までやってきて、

それから上信電鉄に乗り換え、吉井駅までやってきました。

八十歳を過ぎた年齢には、相当なエネルギーが必要です。

その彼が、

「実に参った、これほど多くの人たちが熱心に古代史を勉強するとは。

いろいろな講演会や学びの場に参加しているが、

これほど真摯な感情の高ぶりの場を未だ経験したことがなかった。」と言い放っていました。

 

高崎市内はもちろん群馬県内から、

そして新潟県から、栃木県から、神奈川県から、埼玉県からと、

実に多くの方々が熱心に集い、先生方の話に耳を傾けていました。

 

講演会満杯.JPG

 

 

辻田氏講演.JPG

 

pdf 辻田講師資料.pdf (0.88MB)

 

 

第二部

演題:捩じり環頭大刀から考える

講師:右島 和夫氏(群馬県立歴史博物館 特別館長)

右島氏講演.JPG

pdf 捩り環頭大刀から考える(右島).pdf (0.74MB)

 

第三部

両講師の対談

右島辻田対談.JPG

 

 同型鏡は、5世紀中葉から、日本列島各地の上位層への授受が始まります。

そして5世紀後葉になると、上位層だけでなく中間層へも授受が行われます。

そして6世紀後葉には、特に継体朝においては、捩じり環頭大刀との共伴事例もでてきます。

 

右島先生は、東山道の開発に伴う馬の流通を特に重んじます。

馬の流通によって、畿内ヤマト王権と東国との関係が密接になります。

 

同型鏡と捩じり環頭大刀との分布が、西日本と東国というエリアに見いだされ、

その関係性が浮き彫りになってきます。

これらを巡って、約20分間の両先生の話は続きました。

 

感銘深いお話の数々、本当にありがとうございました。

 

今回の講演は上毛新聞に載りました。

辻田氏・右島氏対談新聞.jpg

 

(お二人の対談 左 辻田先生 右 右島先生)