◆終了した講演会◆令和 4年 12月 3日

講演会、盛況のうちに終了しました。

高崎市内、群馬県内、また県外からも

大勢の方々に足を運んでいただき、

ありがとうございました。

 

 

歴文R4 12 3 .jpg

 

第1部

講師 :石田 典子氏

演題 : 石器の傷から見る旧石器人の行動

 

 石田先生 R4 12 3.jpg

 

 

 

講演内容のレジュメは下記にてPDFにて掲載いたします。

内容の順序は次の通りになっています。

 

1.旧石器時代とは

2.石器の傷を観察する

 「石器使用痕分析」ってなんでしょう

3.石器使用痕分析からわかること

 

pdf 石器の傷から見る旧石器人の行動.pdf (5.21MB)

 

 

 

第2部

講師:軽部 達也氏

演題:群馬の約3万年前の暮らしと石器群

軽部先生 R4 12 3.jpg

 

 

ーはじめにー

石器の年代の測定には、火山灰が使われます。

火山灰は、その火山と噴火した年代が明確化され、

時間をはかる物差しとして使われます。

日本列島を覆うほどの火山灰が降りました。

2万9千年前の姶良(あいら)火山です。

これを指標として各地域の年代を割り出します。

群馬の旧石器編年は、この姶良火山より下の層より出土する石器群を

群馬1期としています。

約3万年前のお話となります。

 

1.石器作りの伝統系譜

2.旧石器人の行動と範囲

3.円形の村

4.ムラの暮らしを紐解く

 

pdf 群馬の約3万年前の暮らしと石器群.pdf (16.95MB)

 

 講演会終了後、

黒曜石とともに.jpg

 

 講演会終了後、当会の結城理事長と軽部先生、石田先生の3名が、

それぞれの「モノ」をもって写真に収められています。

それぞれの「モノ」とは、

結城理事長が持つのは、長野県和田峠産の黒曜石。

軽部先生が手に持つのは、北海道産の黒曜石。

石田先生が手に掲げるのは、長野県産の科(しな)の木の皮から作った手提げ袋。

(科の木は、長野県の旧名 信濃の語源にあたるとのこと。)

 

今回の旧石器時代のお話、石田先生、軽部先生、

本当にありがとうございました。

ーFIN-