◆終了した講演会◆H 29 5 14

平成29年5月14日 前沢先生による講演会「坂東・坂東八国の成立と多賀城碑」好評のうちに終了しました。

ヤマダ電機4階会場に約180名の方々が聴講しました。

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[坂東は古代国家の蝦夷政策において、後背地・兵站地点としての関東地方の8か国、

前哨地である陸奥・出羽の2か国を指す呼称として成立したことがわかります。

「坂東」には大宰府のように独自の政治機構の存在を示すものは見られず、必要に応じて機能する国を単位とする統合体でした。]

 

[坂東ハ国には当事者である陸奥国が含まれておりません。「坂東八国」は「坂東」から陸奥・出羽の二か国を除いた、

現在の相模・上総・下総・安芸・常陸・上野・武蔵・下野国を指すとみることができます。]

 

[「坂東ハ国」は陸奥・出羽での危急の事態に備えて、多量の人員を国の規模に応じて速やかに動員する場合に使われています。

これにより、「坂東ハ国」と「陸奥・出羽」との役割分担が4より明確にされました。]

   (前沢先生 当講演会資料より)

 

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講演会終了後は、ヤマダ電機5階のレストランにて、講師の前沢先生を交えての懇親会が開かれました。

右手中央の眼鏡をかけた方が前沢先生です。