◆「かみつけの里博物館 」友の会と
「かみつけの里博物館 」友の会と
今回は、「かみつけの里博物館」友の会が主催する日帰り旅に参加しました。
私ども「歴史と文化を学ぶ会」から4名が参加しました。
千葉県にある国立歴史民俗博物館、香取神宮、伊能忠敬記念館をめぐる一日行程の旅でした。
6月14日早朝6時30にかみつけの里博物館前を観光バスにて出発しました。
国立歴史民俗博物館前にて記念撮影。
博物館は、素晴らしい展示でしたが、あいにく「原始・古代」のスペースが、
リニューアル工事中で閉鎖されていました。
それでも王朝時代,中世、近世と優れた展示品に目を見張りました。
写真最前列中央の赤いネクタイの方が、「友の会」会長の黒崎さん。
ちょうど博物館入り口付近で、私共の会の粕谷さんと記念撮影。
香取神宮の楼門前に来ました。
今回で二度目の参拝です。
ここが出雲の国譲り神話に登場する経津主大神(ふつぬしのおおかみ)を祭ってあることは、
有名な話です。
本殿の前です。
現在の本殿は、元禄13年の建築と云われています。
それはともかく、国譲りの神話は、私たち戦後世代には、かなりおぼろげで、
記憶も確かではありません。
たしか、
「高天原にいたアマテラス大神が、葦原中国(あしはらなかつくに)は、
自分の息子が行って統治すべきだとお考えになり、天穂日命(あめのほひのみこと)を出雲の国に派遣しました。
しかし、彼は、出雲の国で、出雲の国の神(大国主神)の家来になってしまいました。
そこで、再度、アマテラスは天稚彦(あめのわかひこ)を派遣しましたが、
この人も、大国主神の娘さんと一緒になってしまいました。
アマテラスは、これに懲りずに、今度は、経津主大神(ふつぬしのおおかみ)を派遣することにしました。
武勇の誉れ高かった彼に、もう一人、武甕槌(たけみかづちのかみ)も同行しました。
出雲の国へ着いた二人は、剣を逆さに突き立てて武力を示すと、
さすがの大国主神もその威に従い、葦原中国(あしはらなかつくに)をアマテラスに譲りました。」
ざっとこんな話でしたですね。
それで、経津主大神(ふつぬしのおおかみ)は香取神宮に祀られ、
武甕槌(たけみかづちのかみ)は鹿島神宮に祀られました。
境内の裏側からみた本殿です。
さすが相当な建築です。
伊能忠敬記念館まえにて
最後の訪問先は、 伊能忠敬記念館でした。
彼は、50歳を過ぎたころから、日本全国の測量と地図製作に励んだとのこと。
私たち、年配の者たちにとって、お手本とすべき恰好な人物です。
50歳を過ぎてからでも、決して遅くはない、
自分がこれはと思った仕事は、かならず成就できるとの信念が、
彼のこの石像を眺めていると、自然にこちらへ伝わってくるようです。
今回の一日の旅、有意義でした。
かみつけの里博物館の館長さん、ありがとうございました。
館長さんも、バスの中で、50歳を過ぎてからでも、
彼のように頑張ろうとおっしゃっていました。
その通りだと思います。
また友の会会長の黒崎さん、
友の会役員の塚越さん、
ほんとうにありがとうございました。
「歴史と文化を学ぶ会」理事長 結城順子より。