商工会からのお知らせ

2022/11/28 11:03

小規模企業景気動向調査 <2022年8月期報告>

この調査は、商工会の経営指導員が地区内小規模企業の景気動向等についての情報を毎月収集し、中小企業庁の政策資料に供するとともに、商工会会員並びに地区内小規模事業者に景気情報として提供しているもので、全国商工会連合会が実施しています。

 

<産 体>業種で異なる需要格差、慢性的なコスト増による採算悪化に苦しむ小規模企業景況

8月期の産業全体の業況は、コロナ第7波の急拡大により売上額DIが2期連続で小幅に悪化、採算・資金繰り・業況DIが小幅な改善となった。一方で、業種によって売上額DIの改善と悪化がみられ、格差が生じている。原材料の仕入れごとに価格が変動し、受注の都度、売上原価の再計算を行う事務作業の時間が増加、とのコメントも目立ち、少しずつ間接部門にも原材料価格高騰の影響が出始めている。一段と進行する円安等による原油・原材料の高騰で、産業全体の採算は低水準で推移し、厳しい経営環境・経営状況が続いている。

<製 業> 一部で価格転嫁が進み好調であるも、慢性的な採算悪化に苦しむ製造業

<建 業>災害関連等の需要増による業況改善に転じるが、先行き不透明感の残る建設業

<小 業> 商品の値上げ、感染症の急拡大等による、売上の悪化に苦しむ小売業

<サービス業> 行動制限のない盆休みで活況を取り戻すも、感染急拡大の影響に苦しむサービス業 

 

産業全体の調査結果及びレポートは次のとおりです。

pdf 2208レポート_0927修正.pdf (0.23MB)