この調査は、商工会の経営指導員が地区内小規模企業の景気動向等についての情報を毎月収集し、中小企業庁の政策資料に供するとともに、商工会会員並びに地区内小規模事業者に景気情報として提供しているもので、全国商工会連合会が実施しています。
<産 業 全 体>深刻な原油・原材料費や物価等の高騰による、採算・資金繰り悪化に苦しむ小規模企業景況
10月期の産業全体の業況は、前期と比べ売上額DIがわずかに改善したものの、採算・業況DIが横ばいで推移し、資金繰りがわずかに悪化に転じた。新型コロナウイルスの水際対策の大幅緩和や全国旅行支援等により、観光業を中心にサービス業は売上DIが大幅に改善。一方、全業種で価格転嫁が進まず、コスト高で利益が見込めない、とのコメントが目立つ。また一部の業種で資金繰りにも影響が出始めている。
<製 造 業> 改善傾向にあるものの、原材料費高騰等により資金繰りに影響が出始めた製造業
<建 設 業>深刻な人手不足による売上の停滞や資材高騰により、採算のとれない建設業
<小 売 業> 仕入値の高騰と消費者の購買意欲の鈍化から、資金繰りに苦慮する小売業
<サービス業> 観光客と外出需要の増加から、3期連続で改善が続くサービス業
産業全体の調査結果及びレポートは次のとおりです。
2210レポート.pdf (0.22MB)