この調査は、商工会の経営指導員が地区内小規模企業の景気動向等についての情報を毎月収集し、中小企業庁の政策資料に供するとともに、商工会会員並びに地区内小規模事業者に景気情報として提供しているもので、全国商工会連合会が実施しています。
2023年2月期の調査結果を産業全体・製造業・建設業・小売業・サービス業に分けて報告します。
<産 業 全 体>需要回復から明るい兆しが見えるも、採算の低調が続く小規模企業景況
2月期の産業全体の業況は、コロナウィルス感染症の流行も落ち着きがみられ、外国人観光客等も増え始めたことから、売上額・採算・業況DIが小幅に改善し、全DIで改善の傾向がみられた。旅行支援の効果や、今まで制限の多かった外食などもニーズが高まっている、とのコメントも見られた。しかし、依然としてエネルギー価格高騰等からのコスト圧迫の影響は続いており、採算DIが低調に推移している。
<製 造 業> 需要回復への見込みから受注が好調も、採算DIが低迷する製造業
<建 設 業>コスト高騰に係る価格転嫁への対応で、明暗が分かれる建設業
<小 売 業>需要回復の兆しから売上額DIは上向くも、採算DIが低水準で停滞する小売業
<サービス業> 需要は高まるもコスト高騰の影響から、採算の改善までいたらないサービス業
産業全体の調査結果及びレポートは次のとおりです。
2302レポート.pdf (0.2MB)