<産 業 全 体>年末需要から景況感は上向くも、採算性の改善に課題が残る小規模企業景況
12月期の産業全体の業況は、全DIが小幅に改善した。特に売上額DIはプラス水準となり、直近1年で最も高い数値となった。クリスマス等の年末イベント需要の増加から、売上額DIを中心に改善傾向の業種が多い。また、行動制限緩和が続いており、需要の停滞は脱しつつある。その一方で、全業種においてコスト高騰や人手不足が課題となっており、採算性の悪化から事業整理や、廃業という選択をした事業者もいる、とのコメントが見られた。
<製 造 業>売上額DIが2期連続プラス水準も、業種により明暗の分かれる製造業
<建 設 業>全DIが2期連続で改善するも、人手不足から受注工事が進まない建設業
<小 売 業> 年末の需要から全業種で全DIが改善するも、採算DIが低水準で推移する小売業
<サービス業> 売上額DIは好調を維持するも、コスト高騰から採算DIが悪化するサービス業
産業全体の調査結果及びレポートは次のとおりです。
2212レポート .pdf (0.21MB)