<産 業 全 体>売上額は増加するも、コスト高から採算・資金繰りが低水準で推移する小規模企業景況
11月期の産業全体の業況は、前期と比べ売上額・採算・資金繰りDIがわずかに改善したが、業況DIは若干の悪化に転じた。前月に続き人流の回復傾向を受け、売上額DIが改善した業種も多かった。その一方で、コスト高の問題は価格転嫁が進んでおらず解決の目途が立っていない。資金繰りがうまくいかず、廃業を考えているとのコメントなど、景気回復の兆しが見えないことを不安に思うコメントが目立った。
<製 造 業>売上増加で、明るい兆しが見えるも、採算性の悪化から抜け出せない製造業
<建 設 業>受注が好調であるも、原油・原材料費高の影響から利益の出ない建設業
<小 売 業> 消費の冷え込みに採算性悪化と、深刻な状況にある小売業
<サービス業> 旅館関連が全体を牽引するも、業種により効果が限定的であるサービス業
産業全体の調査結果及びレポートは次のとおりです。
2211レポート.pdf (0.22MB)