ブログ
注目すべき判断
アマゾンジャパンの商品配達をしていた個人事業主が、仕事中のケガを労災認定するよう求めたことに対し、横須賀労働基準監督署が主張を認めたそうです。
業務委託契約において個人事業主が仕事を請け負った場合、発注元は仕事の進め方などを指示できないことになっていますが、実際には「指揮命令」があったと判断されたものと思います。
今回、「労働者性」が認められたので、報酬ではなく給与ではないか?といったことに話が展開する可能性もあるかと思います。
「個人事業主」に仕事を任せれば、労働保険料や社会保険料を「節約」できますが、安易に「業務委託契約」を結ぶ前に内容をしっかり検討することが必要です。
今日は合格発表の日です
今日、10月4日は第55回社会保険労務士試験の合格発表の日です。
受験された方々は、「結果を見て早く確認したい思い」と「もし、自分の番号がなかったら…」という狭間で気持ちが揺れているのではないでしょうか。
今年は難問奇問が少なく、その分合格基準点が高めに設定されるのではないかといわれてきました。
1人でも多くの努力が報われますように…
意識の高い企業
昨日も書きましたが、富山県からの委託を受けて両立支援事業の推進員として活動しています。
今日は、その両立支援(次世代法・女性活躍法)の説明会が富山県民会館であり、参加してきました。
その説明会の後、事前予約された企業の担当者様と個別面談する時間がありましたが、その意識の高さに頭が下がります。
「なんとか優秀な人材確保につなげたい」
「会社や業界のイメージアップにつなげたい」
そんな熱い思いを聞くと、少しでも力になりたいと思います。
両立支援の取り組み
この春から「仕事と子育て両立支援・女性活躍・中小企業支援事業」推進員として活動しています。
これは
・子育てしながら職業生活も両立させる
・女性の活躍や進出が進んでいない分野への働きかけを行う
ことを目的としています。
すでに多くの企業へ訪問させていただきましたが、積極的な企業よりは「条例で定められているから仕方がない」といった受け止めをされる企業の方が多いような気がします。
会社の内外にはたくさんの問題があり、それらの解決だけで精一杯で他には手が回らない、という事情もよく理解できます。
ですが、人手不足感がますます強まる中で、他社との差別化を図って採用活動を有利に進めようと必死に取り組んでいらっしゃる企業もあります
この取り組みを推進することで「くるみんマーク」や「えるぼしマーク」を取得することができ、これらを使って対外的に自社をPRすることもできます。
こういった観点を重視して企業選びをする求職者の方もいらっしゃるようです。
これらのマーク取得のハードルは低くありませんが、取り組もうとされる企業の応援をいたします。
この機会に確認を
今日、10月1日から7日までの期間は「全国労働衛生週間」となっています。
今回で第74回目となるこの取り組みは
・労働者の健康管理や職場環境の改善など労働衛生に関する国民の意識を高める
・職場の自主的な活動を促し労働者の健康を確保する
ことを大きな目的として実施されています。
最近では、重量物の落下など大きな労災事故が相次いで起こっています。
また、メンタル不調で仕事を休む人も増えています。
職場環境を改善して、気持ちよく働ける職場・社員定着率の高い職場を目指したいものです。