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「五月病」?
富山県立山町の社会保険労務士 野 博幸です。
今年4月に入社された・他の部署から異動してきた社員の方が、
5月の連休明けから休みがちに…。
このような話を聞くことが時々あります。
こういった場合、その社員さんは「五月病」の可能性があります。
「そのうち治るだろう」などと考え、適切な対応・治療をせずに放置してしまうと、
体調不良が長期化して休職させるなどの措置が必要となるケースもあります。
せっかく新たな戦力となった社員さんが出社できないとなると
労使双方にとって大きな損失となります。
「五月病」というと、新しく配属になった社員なら
誰しも通る道では?と思われる方もいらっしゃいますが
長引く場合は、「適応障害」という正式な病名がつきます。
「これはおかしいのではないか」と気になる点があれば、
メンタルクリニックなどを早めに受診するよう
事業主などから声掛けをすることも必要です。
全ての社員さんが明るく働ける職場づくり、心掛けたいですね。
ゴールデンウィークが始まっています
富山県立山町の社会保険労務士 野 博幸です。
大型連休がスタートしています。
今年の連休は前半と後半に分かれる形となっていますが
真ん中の平日も有休を取得して10連休という方もいらっしゃるようです。
普段はなかなか休めなくても、この連休は高速道路を利用して
遠くまで出かける方も多いのではないでしょうか。
インターチェンジやサービスエリアなどから本線に合流しようとするときに
すでに本線が渋滞していることがあります。
そんな時、あなたならどうしますか?
加速車線の途中でも空いていたら、そこから合流する…
そう答える方も多いのではないかと思います。
NESCO各社から推奨されているのが「ファスナー合流」というやり方です。
加速車線を十分に使って先頭から一台ずつ交互に合流していくもので
ファスナーを閉めるときの様子に似ていることからこう呼ばれています。
並んでいる車列の前へ出て合流することから
「気が引ける」と感じるドライバーもいるようですが
渋滞の抑制に効果があるそうです。
混雑する道路ではイライラすることもありますが
合流や車線変更は”おたがいさま”です。
スマートに譲り合って気持ちよくドライブしたいものです。
改めて「2024年問題」
富山県立山町の社会保険労務士 野 博幸です。
今月からいよいよ、建設業や運送業に対して時間外上限規制の適用が始まりました。
県外の運送業者さんからの情報によれば、すでに労働基準監督署から
「2024年問題への取り組み状況を教えてください」と電話がかかってきているようです。
対象業種企業への巡回指導も順次行われるものと思います。
「監督署が来たら対応を考えよう」と考えておられた事業主さん、
単に運行日報やタコグラフを見せればよい、とはならず
時間管理の考え方など細かい内容についても聞かれる可能性があります。
日々の時間管理や有休の取得状況などに課題は感じているけれども
「どう対応すればよいか分からない」といったことはありませんか?
たとえ、現状は法令を守れていなかったとしても
・全く放置していた
・少しずつでも改善しようと努力している
というのでは、監督署の受け止めも全く違います。
改善基準告示は複雑で分かりにくいですが、
当事務所ではその内容を分かりやすくご説明し、
少しずつでも改善できるよう、一緒に考えます。
どうぞ、お気軽にお問い合わせください。
熱中症にご用心
富山県立山町の社会保険労務士 野 博幸です。
今日は天気予報通りに外で作業をすると汗ばむような天候になっています。
これからは気温も上昇して、暑くなる日も増えていきます。
好天が続くのは嬉しいのですが、熱中症の発生にはご用心ください。
今さらながら『熱中症』とは…
高温多湿な環境に長時間いることで体温調節機能が上手く働かなくなり
体内に熱がこもった状態、をいいます。
初期の段階であれば涼しいところで休んで回復する場合もありますが
症状が進むと命を落としてしまうケースもあります。
昨年は特に暑かったため、作業中に熱中症を発症する労災事故が多く発生しています。
そうならないためにも、予防が大切…というわけで
時に屋外での作業など、たくさん汗をかくことが予想される場合
事業主さんは『飲み水と塩』を必ず用意して、
適切な休息を取れるよう配慮をお願いします。
まだ早いようですが…年度更新・月額算定について
富山県立山町の社会保険労務士 野 博幸です。
今年は例年の確定申告に加え、消費税申告でもご苦労された事業主さんも多かったのではないでしょうか。
新年度を迎えられ、ヤレヤレといったところかと思いますが…
すでに厚生労働省から労働保険料の年度更新についての案内が出されています。
昨年度にくらべて今年度は保険料が上がるのか下がるのか…
正確な算定のためには賃金額の正しい集計が欠かせません。
また、保険料の計算をおこなって申告するという作業に
期限が迫ってから取りかかるのはとても負担が大きいと思います。
どうか、まだ余裕のある今のうちから少しずつ取りかかられることをおすすめします。
今年度は労災保険料率が変更となっています(雇用保険料率は変更なし)。
どうぞご注意ください。