心と体 YOGAコラム
一人で全力練習できるヒトってほんの一握り
私事ですが、ヨガインストラクターになってから10数年が経ちます。未だにたくさんのことを学び中であり練習中です。
いつまで経っても、もう十分学んだ!ってことがなくって、いつまで経ってもまだ足りないと思っちゃいます。
40代半ば以降のここ数年でまたいろいろ勉強したり練習にも力を入れ始めた感もあります。
で。練習のために外部のヨガスタジオに行くと。ヨガ資格を取得した人々や資格を取り直したり勉強し直したりした人々、既に指導者として活躍しているヨガインストラクターさんたちがたくさん集まってくる場であったりもします。
そのレッスンの場に参加して肌で感じるのは。みなさん一生懸命に、全身全霊で練習しています。
資格を取得済みであったり、十分に知識があったり、十分に練習してきた人々、人に指導している立場の人も(自分もだが)、謙虚に、真摯に、粛々と練習をしているのですね。
私自身、一人で練習するよりもそういう場に行って練習する方が、自分だけでは引き出せない集中力やチカラを出せるなあと感じています。
例えば自分では70%くらい?のチカラ・集中力しか出せないとしたら、そういう場に行くと時には100%、120%でチャレンジできたりします。同じように練習に来ている他のイントラさんたちもそんな感じで、レッスンが終わると達成感や、充足感、120%やり切った感があります。
インストラクターでさえ、そうなのに。
そうでない一般的なみなさま。ふだん運動をしっかりできていないみなさんが、自分一人でお家ヨガとかストレッチとかでは十分にできた気がしないというのは、当たり前のことだと思うんですよね。
例えば、うちのスタジオにくるお客さんが
「家でやってもなんか適当になっちゃって~」とか
「この前やった練習、やろうとしたら思い出せなかったです」とか
「家じゃ集中度がぜんぜん違います」とおっしゃいます。
おっしゃる通り!でして。まさにそうなんですよね!それが普通だと思います。
一人で黙々と、毎回のように100%で取り組める人って、ほんの一握りの人だと思うんです。
トレーニング界隈の、大会に向かっての数か月間!とかだとそのような集中力やモチベーションを100%そこへ向けて取り組む!というのはできると思うんです。期間限定であれば。
毎日毎日、淡々と粛々と100%のチカラと集中力で自己練習するというのは、並大抵のことではありません。
私たちは心が一定でない人間であって、モチベーションがある時・集中力が高まっている時もあれば、心が何かに奪われて自己練ができなかったり、たとえ上の空で取り組んでみたり、練習するものの50%くらいの機能しか使えてなかったり。多くの人がそんなことになりがちです。
だから、自分一人では引き出せない力を、スタジオに来てもらうことで一緒に引き出していきましょう♪
できるポーズをすることで、ちょっとの自信を持ったり成功体験を味わったり。
できないポーズを練習することで、できない過程を経験し克服していく、挑戦する心を養います。
身体が硬いと思ってる人は特に。苦手なことを放置しておいても良くなることはけっしてありません。
苦手なことと向き合って。はじめて変化がでるものです。
諸行無常は世の常
先日、大手ヨガスタジオ スタジオヨギーが破産手続きを開始・ヨガスタジオ全店閉店のメールが届き、とてもびっくりしました。
数年前、私自身のリフレッシュのためや学びのためにスタジオヨギーさんを利用していた時期がありました。
コロカ禍にも自分が通いやすかった店舗の町田店と藤沢店が相次いで閉店し、とても残念に思ったことがあります。
スタジオを運営する身として、コロナ禍当時の厳しさは身に染みており、他人事ではなかったですし、閉店やコロナ禍での人員削減などで当時働いていたインストラクターさん達の悲痛な声がメディアに取り上げられており、ヨガインストラクターとして働く身としても胸が痛かったのを覚えています。
自身もそうですが、そんな苦しいコロナ禍を乗り越えてきた今、急な破産手続き連絡。昨今の世の中のニーズ・求めるもの・流行り廃り・ライフスタイルの変化や多様性・景況感などなど、表から計り知れない致し方ない事情があることでしょう…。
ヨガは決して流行り廃りで終わらせるものではなく、私たちの心と身体に寄り添ってくれるものですが。スタジオ経営の現状はなかなか厳しいのものということ、コロナ以降のこの1~2年も特に痛感しております。他人事ではないという想いです。
そのうち行こう!と思っていたお店が、行こうと思った時には閉店してしまったという経験、あなたにもありませんか。私も何度かあります!!そのうち・・・はやってこないかもしれないということですね!
世の中は諸行無常、いつもあった店がいつまでもあるとは限りませんものね。
メローヨガのスタジオは南林間にオープンしてから来年で10年。私自身も、いつまでやっていけるかなあと葛藤しながらの日々を過ごすこともしばしば。
コロナ以降、諸事情でメローヨガに来れなくなってしまった方々もいますね。もしも、またそのうちに行こうと思っている方がいたら、ぜひ、お早めにどうぞ(*‘∀‘)
ヨガの練習は、一人でもできるもの。でも一緒に行うと、より一層のパワー・エナジー、あなたの持てる力を発揮できる時間になること、間違いなしです♪
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苦手なこと。向き合って初めて変化がでる
皆さんは苦手だなあと思うこと、ありますか?
私は小学生のころ、クロールが上手くできないと感じて6年生のころにスイミングスクールに通い始めました。小学校の水泳の時間って、別に先生が泳ぎ方とか教えてくれませんよね?少なくとも当時はそうでした。
「はい、クロール!向こうのプールサイドまで!」 「はい!平泳ぎ向こう側まで!」「次は25m!」ってな感じで。教えてくれないのにやれとは。どういうこった!と思ったんだか思わなんだか・・・。
で。クロールの息つぎ、なんか苦しい感じがする。もっとうまくできるようになりたいと思ったんですよね。
当時のスイミングスクールは、クロール、平泳ぎ、(もしくは平泳ぎ、クロールの順)、背泳ぎ、バタフライ、メドレーの順にクラス編成がありまして。レッスン初回のクラス診断の際に、
「はい、平泳ぎやってみて~。OK!」「じゃあ、クロール、やってみて~。OK!」 「じゃあ背泳ぎクラスから入会ね!」
ってな具合になりまして。結局苦手だからちゃんと克服したかったクロールのクラスには参加できなかったんですけども。
クロールちゃんとできるようになりたいからスイミングスクール通いたい!と思った当時の私は褒めてあげたい。
背泳ぎクラスからねと言われて、そのままに。クロールクラスからお願いしますと言えなかった当時の私には喝を入れたい(涙)
結局、その後もクロールの息継ぎが快適になることはないまま、疑問を解消せぬまま大人になってしまったのでした・・・。
だから、今日のお話はかつての自分みたいになってほしくないという願いを込めて!?書いています。
運動が苦手、とか、体が硬い、とかの悩みやコンプレックスをお持ちの方。それをどうにかしたいと思っていませんか?そんな思いでヨガにいらっしゃる方、多いです。
もともと柔らかかったり、小さいころからバレエ・ダンス・体操などを習い、得意分野でもあるからヨガが楽しいという人ももちろんいます。ヨガって、そういう柔らかい人がめちゃくちゃすごいポーズを難なくやって楽しんでるんでしょ~?というイメージを持たれる人もいますが実は、はじめから得意な人はほんの一握りなんです。(もともと柔らく見える人も努力の積重ねの結果でもあります)大人になって運動不足なままじゃだめだ、硬いままじゃだめだ、どうにかしなくちゃと思って始める方は非常に多いのです。
昨年プライベートレッスンを始めたYさんも。
体がガチガチ硬すぎて、スポーツジムでも動けな過ぎて、恥ずかしくて続けられなかった。でもどうにかしたい!という一心でプライベートレッスンを選んでくれました。苦手なことに向き合いたいという強い意思ですね。
苦手なことが多いからこそ、伸びしろがあります。あり過ぎるくらいありますよ♡ そして、何かが「少しできた!」とか、「できそう!」という時に、人はもっともっとできるようになりたいと思います。
これは脳の仕組みでもあり、欲望のはたらきでもありますが。上手に活用することでモチベーションを維持できます。
先日、
「苦手だけど、苦手なりに身体を動かしてヨガが終わった後はいつもスッキリしてる。仕事で体がガッチガチだけど終わった後はやっぱり軽くなる。できないことが多いけど自分にはヨガって合ってるんだなと思います」と嬉しそうに話してくれたYさんの言葉が印象的でした。
苦手なことに真剣に向き合っているYさんのお姿はこちらも全力で応援したくなります。サポートさせて頂きありがとうございます。
苦手なことを放置している方。もし、
体が硬いままはヤバいと思ってるのに放置している。
健康のためには運動が必要だけど。運動は苦手だから気乗りしないまま。
と後回しにし続けていたら、残念ながら何一つ前進することはありません。前進することはないどころか、身体的な面でいうといま持っている機能を維持することも、年を重ねていくと難しくなります。
ポーズをどれだけ深められるかということよりも。深めて行くその練習の過程にこそ、意味があります。練習をする、努力をする、挑戦してみる、ということが大事だと判れば、無駄なプライドや羞恥心、人と比べてしまう心なぞ意味のないことが分かります。苦手なことがあるからこそ、努力もできるのです。
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できないことをやるから楽しい
今朝は東京都心で初雪が観測されたそうです。平年よりも15日ほど早いそう!それほどの寒さがついにやってきましたね。
当スタジオも、外の寒さが増すと床が冷えやすくなっています。寒さが気になる人は足元が冷えないようにレッスン前後に履ける厚手の靴下やレッグウォーマー、お休みのポーズ中にかけるブランケットなど、ご持参いただくのをお勧めしています。
最近お客様からいただいた声をご紹介!
身体が硬いく、スポーツジムで運動しようにも、息切れしてしまったり動こうにも思うように動けない経験をお持ち方。
「できないことをやっているのが楽しいと感じるようになった。年齢を重ね、仕事も経験を積んでくると難なくこなせてしまう。いい大人になってから、できないことに挑戦する機会など、ましてや自ら進んでできないことを行う機会など、ほとんどない。だからヨガで、できないことを克服していく、動けない体をどうにかする、できなかったことをどうにかしようというのが最近楽しくなってきた!」
と語ってくれたYさん。体が硬くて、当初いろんな動きができないことに戸惑いや煩わしさや、悔しさ様々な感情が湧いていたと思います。でも最近は、大変なこと、できないことに何とか挑戦していく感覚をとても楽しんでいて、一緒に行っているこちらも楽しいです。
「シルシャアーサナ(頭立ちのポーズ)ができるようになるまでがんばります!」と意気込みを語ってくれました!!
そのくらいの気持ちで、じっくり長い時間をかけて自分の身体を変えていくという努力の姿勢を表明してくれました。そんな風に「もっとこうなりたい!がんばりたい!」という意欲・意思・エネルギーをお持ちのYさんと一緒にヨガができて、幸いです。
他にも、50代のころにヨガを始めて、60代になった今でも継続しているSさん。
Sさんも、「思うような動きができないからこそ、できないことをどうしたらできるようにしていけるか、挑戦し克服していくのがとても楽しい。自分に必要なことをしている、貴重な時間」と話してくれました。
本当に、その通りです。できないことに挑戦していくからこそ人生には意味がある。
できることしかやらなかったら、人間は成長しませんね。できないことにチャレンジをするから、できないことをどうにかしようと克服しようとするからこそ、そこにまだ見ぬ世界があり、未だ見ぬあなた自身のチカラを引き出すことができるかもしれませんね。
あなたの、心地よい限界を引き出すサポートをしております。自分の底力、自分の持てる可能性を引き出したい方、挑戦しようという心を養いたい方、お待ちしています♪
続けた者だけが得られるもの
ヨガ。続けることでしか得難いものがあります。
身体的効果を期待していたら、精神的に響く言葉や感覚を得たりとメンタル面への効果もじわじわと実感できたり。
また時にちょっとした挑戦感もあるヨガ。慣れないアーサナへの挑戦、自分一人では引き出せないその日の心地よい限界値、自分の中に広がる可能性。新しいことに挑戦することは、自身の可能性を広げ、いくつになっても成長を促してくれるチャンスでもあります。
自分一人ではやらないことへも、スタジオに来れば容易にその挑戦に誘へます。自分自身を肯定的に捉えることができるため、自身に対する自信を高めることが可能に。
40代・50代というのは、人生の折り返し点も近づく時期。これまでのこと、自分自身についてのこと、またこれからのこと等。物思いにふける機会も増える人が多いのではないでしょうか。自分の身体面、精神面のケアをする優先順位を高めることで、自己肯定感が高まり、周りの人にも優しくでき幸せの連鎖につながります。
自分を癒し満たしてあげれば、他の人の幸せも喜ぶことができます。他人の幸せや成功を素直に喜べるのは、自分自身が満たされている状態だから。常に自分をそんな状態にしておく努力を続けたいものです。
自ら進んで行う健康管理は、将来の健康に対する不安を解消するだけでなく、今現在の生活に対する満足感や幸福感アップ、人生の質【Quality of Life】を高めることにもつながります。ヨガという運動自体がストレスを緩和し、睡眠を改善し、生産性を高め、身体的にも精神的にも健康を促進します。
そして。何か思い立って新しいことを始めてみる、やってみることよりも。“続ける” ということの方が難しいことに気がつきます。生きていればいろいろあるので、時にはお休みせざるを得ない事情も発生します。でも止めなければ。いつでも。再開しさえすれば、また再び続けることの醍醐味を得られるでしょう。
あなたの“続ける力”を応援します
続ける人・続けたい人をサポート!
休みの日。予定が決まっていないことでダラダラしてしまうこと、ありませんか。やらなければいけないことや予定が決まっていないと、楽な方へ傾きがち。それもまた私たち人間の性質でしょう。とても人間らしい特性です。
一方で、予定が決まっていれば起きる時間も自然と決まり、後の予定が決まっているとその前に溜まっている家事なども処理しようと、てきぱき動けたりします。さらに、朝から動いたら体内のエネルギーが流れる感じや、がんばったことで自信が持てたり達成感を得られたら、その日はとても充足感を感じられます。ゆっくりするのも好きだけれども、朝から動けた日はその達成感や満足感が心地よいのも事実。
だから続けられる仕組みが必要。予定をあらかじめ決める、ヨガに行く仕組みをつくる。予約を入れる。チケットを使う。こんなちょっとした流れをつくる、習慣にすることで自分を律することができます。自分をケアし、労わり、ちょっとの自信や満足感、達成感を得て、“整う”習慣づくりを。
7月でメローヨガは8周年となります。皆さんのちょっとした挑戦や限界を引き出せるように。私自身も成長してゆかなければと常々思っています。皆さんがいるから、成長させて頂いている面が多いですが。
定期的なブラッシュアップや、40代半ばになってから、これまでTryしてこなかったアーサナにもチャレンジしたりと。「いくつになっても挑戦できる」ということを自らも実践中です。
努力することや続けることが苦手だった私も。誰にでも寄り添ってくれるヨガは細々と続けることができました。続けられたことでちょっとした自信につながり。ダメな自分をリセットしたりバランスさせるのに役立っていると思います。
自信のない自分、ダメな自分、さぼりがちな自分、一方でちょっとしたチャレンジが楽しい自分、達成感を得るのが心地よい自分も。思い通りにいかないことも。本来の自分すべてそのままに。ヨガを楽しみ、心と体を癒し満たしてあげましょう。









