園だより

2023-06-01 14:14:00

つぶやき(R5.6)

ばら

外遊び

保:「アリさん、何してるのかな。」

子1:「おいかけっこ!」

子2:「待て待てーってしてるよ。」

 

外で汗をかいて遊び、部屋でお茶を飲むと

子1:「わぁ、おいしいね。」

子2:「つめたーい。」

子1:「かんぱぁーい!」

子2:「かんぱぁーい!」

 

ままごとコーナーで

子:「○○ちゃん、お家でアンパンマンジュース飲んだ。」

保:「いいなぁ。先生も飲みたい。」

子:「いいよ。ピンポンしてきてね。」

 

電話のおもちゃ

子:「もしもーし。○○ちゃんです!」

  「パパ?好きだよー。」

 

対面での給食

子1:「子2ちゃん、何おかわりする?」

子2:「お肉!」

子1:「僕はスープ!」

 

保育士が給食を食べる時

保:「いただきます。」

子:「先生、食べていいよ! おいしいから。」

 

(連絡帳より)保育参観後

母:「今日、粘土で遊んでたね。」

子:「何で知ってるの?」

 

年少

飼育ケースを見ていて

子1:「この丸いの、なあに?」

保:「なんだと思う。」

子2:「青虫のウンチ。」

子3:「キャベツ食べたからやね。」

子1:「キャベツのウンチは豆うんちだ。」

 

子1:「青虫がちょうちょになったよ。」

保:「ほんとだ。」

子1:「ほら、たくさん飛んでるよ。」

子2:「お友達がたくさん。楽しそうだね。」

 

きゅうりの苗を植えて

子:「いつキュウリできる?」

保:「暑くなったらかな。」

子:「えー、僕、早くキュウリ食べたいな。」

 

雨上がり

子:「野菜に水あげてもいい?」

保:「雨降ったばかりだから、水いらないよ。」

子:「えっ?じゃあ、雨さんがお水あげてくれたの?」

保:「そうだね。」

子:「雨さーん。お水やってくれてありがとう!」

 

お人形に聴診器をあてて、診察

子:「大変だねえ。ゆっくり休むんだよ。お大事に。」

 

カブトムシの飼育ケースを見て

子:「カブトムシ、けんかしてるね。怒ってるんだよ。」

 

朴葉ずし

子1:「この葉っぱ、大きいね。」

子2:「お外で見たことあるじゃん。園庭にあったね。」

 

年中

母の日

子:「昨日、パパがママにお花あげてたよ。」

保:「母の日だったかな。」

子:「そう!私もお手紙書いたよ。」

保:「ママ喜んでた?」

子:「うん!めっちゃ笑顔だったよ。」

 

河跡湖で

子1:「日が当たるところは虫が多いけど、あたらないところは虫いなかったよ。」

子2:「なんでだろう。」

子1:「虫もあったかいところが好きなのかな。」

子2:「絶対そうだよ。」

 

子1:「僕、英語分かるよ。」

子2:「りんご。」

子1:「アッポー!」

子2:「みかん。」

子1:「オーリンジ!」

子2:「いちご。」

子1:「ショーベリー!」

子3:「違うよ。ストロベリー!」

子1,2:「すごい。」

 

子1:「給食の先生が来たら、お背中ピーンとしよ。」

子2:「いいよー。じゃあ、せーのでやろう。」

子1:「分かった。」

子2:「せーのでサンハイ!」(ぴしっ!)

 

子:「朝起きたらお腹痛かったの。」

保:「そうなの?」

子:「昨日の夜、お野菜食べたのに。なんでだろう。」

 

子1:「ねえねえ、子2ちゃん、一緒にドールハウスで遊ぼう。」

子2:「いいよ。私も今同じこと思っとった。」

子1:「え!そうなの?」

子2:「いつも一緒におるで、思っとること同じやね。」

 

かかし

子1:「かかしって知ってる?」

保:「知ってるよ。畑に立ってるよね。」

子1:「そうそう。いつも立ってるんやて。」

子2:「ずっと立っとると疲れるやん。」

子1:「でも座ったりしずにずっと立ってるんだよ。」

子2:「かかしさんって、すごいね。」

 

年長

大雨の日

子1:「雨がザーザーで道路が海みたいになってた。」

子2:「お休みの日にアピタに行った時も、雨で入り口の所がたくさん雨が溜まって、海みたいだった。」

子3:「海みたいだったら、泳げるね。」

 

プランターから幼虫を見つけて

子1:「白砂の上に幼虫を乗せてるけど、幼虫は嫌だと思う。」

子2:「なら、黒砂にしないとね。」

子1:「じゃあ、砂場に行こう。なら、砂を掘って、その中に幼虫入れてあげよう。」

子2:「そうだね。砂の中だったら、幼虫の彼女に会えるかも。早く彼女に会えますように。」

 

子1:「ねぇ、子2ちゃん、僕のことどう思ってる?」

子2:「ふつう。」

子1:「僕は子2ちゃんのこと、大好きだよ。」

子2:「ありがとう。」

 

サツマイモの苗植えの後、サツキの花の蜜を味わいました

子1:「チョウチョになった気分や。」

子2:「羽、生えてきとるやん。」

 

子1:「ディズニーランドでは、タッチやハグもできるようになったらしいよ。」

子2:「うちのママ、つれてってくれんもん。」

子1:「大きくなって、恋人と行けばいいやん。」

 

忘れ物をした子の荷物を届けてくれました

子:「ありがとう。合掌、礼拝、南無阿弥陀仏。」

 

子1:「僕の家には、シャッターがあるんだよ。リモコンの真ん中のボタンを押すと、シャッターが開くんだよ。」

子2:「シャッターなんてあるの!リモコンで開くなんて、すごい。」

子1:「今度、僕の家にお泊りにおいで。」

 

2023-05-31 14:06:00

保育参観 動画講演会と日常風景 父親の会

 先日は保育参観にお越しいただきありがとうございました。未満児と年少組では自由遊びの様子を、年中組以上では、環境認識の時間を見ていただきました。お父さんお母さんの前で張り切り、家庭とまるで違う姿に驚いたという声もありました。参観後には、大豆生田先生の動画講演会と、インスタグラムのアウトテイクを使って日常の様子を紹介するスライドショーもありました。大豆生田先生の講演では、子どもが特定の大人との関係の中で心の安全基地を作ることで、情緒の安定を獲得し、外の世界に向かっていけること、子どもの主体性を保証するのはこれからの時代当たり前であること、育児における父親の役割の可能性など、なるほどと思う話をたくさん聞かせてもらいました。また、参観で見ていただいた保育室の玩具や環境認識の時間が、子どもたちの興味や意欲に火をつける「学びに向かう姿勢」を育むために理に叶ったものであったかも、分かっていただけたのではないでしょうか。その後、年中と年長では、コロナ禍の間出来なかった給食参観もありました。おいしそうに楽しそうに、たくさんの給食を食べる姿に、安心いただけたと思います。体を動かす活動とおいしい食事で、体はどんどんと大きくなっていきます。また、野菜を栽培したり、定期的に管理栄養士から食に関する話を聞き、体の基礎を作るより良い食習慣づくりに努めています。年少以下のお子さんの給食参観は秋に予定しています。お楽しみに。

さて、既にご案内の通り6月24日に父親の会を開催します。父親の会とは、お父さんの活躍するかっこいい姿を子どもたちに見てもらうと共に、お父さん同士の交流を深めてもらう場です。この活動の延長上に、8月末に開催するこども夏まつりもあります。子どもたちが安心して遊べる場、わくわくできる場を共に作りませんか。たくさんのお父さんの参加をお待ちしています。

 

2023-05-29 15:07:00

一人の人間が親になるということ

 

一人の人間が親になるということ

 

(1) 「親になる」 ということ

 

 保護者も自分が子どもを産むまでは「育てられ る者」でしたが, 子どもができると急に「育てる 者」という役割を担っていくことになります。 自分はどうやって育てられたのかなど、 自分の育ちを子どもに映し始めたり、母・娘・妻としての自分と向き合うなど、 様々な自分に対する問いが始 まってきます。

 

(2)“育てられ方” との向き合い

 

自分が育ってきた過程で,自分の親との関係が 肯定的であれば、親としての自分を連想しやすいのですが,困難を経験してきた場合, 嫌な記憶を思い出すか、過去に蓋をしたい反応を引き起こす場合もあります。

 

思春期は,それまでの親子の関係をベースにして,親から離れて信頼できる大人をモデルに生きていこうとする大きな段階です。 このときに親との関係が上手くいっていないと,自分に自信のな いまま誰かに依存してしまうようになります。困ったときに頼れる人や愛着対象を探し始め、 パートナー,仲間,支援者がその対象になります。 従って、安定した思春期を過ごせていたかどうかが とても大事になります。 保育者との関係で難しさを感じている保護者の多くは、 思春期の親子関係 が上手くいっておらず、保育者との間で思春期のやり直しをしていることがあります。 悪態をつく, 頼りたいけれど頼れない, 頼っているが先生に言 われたことは聴きたくないなど,このような揺れはまさに思春期の状態です。

 

(3)“育てられ方” と “育て方” の両面との向き合い

 

子どもを産んでから自分の母親との関係で葛藤している保護者が結構います。子ども時代をどのように振り返っているか、特に母親との関係がどうだったか、自分はどんなふうに育てられたのかということを意識します。 例えば, 育て方について口出しをされると, 振り返って思いおこせば,“私は母親の言うとおりに育ってきた”ことに気付くことがあります。「私は自分のやりたいことを全部我慢してきた」ということや, 思春期では,「本当はこっちのことがやりたかった」 という気持ちがあったけれど,親が期待するからこの道を選んだ」ということに気付いてきます。 このように,意識的,無意識的な振り返りから,子どもが産まれて祖母と母親の関係になって対立し始めということがあります。

 

(4)“育て方”の獲得(育てられ方の影響は?)

 

“育てられ方” の影響を受けて “育て方” を獲得していきますが, その養育の仕方は大体3つくらいに分かれてきます。

 

①柔軟型/感受・応答型は,安心できる親子関係です。子どもの安全確保を中心に, 養育行動を明確に把握できる, 子どもに危ないことをさせない、危ないことをしようとすると上手にケアしストップをかけることができます。 子どもの機嫌が悪いときにどう対応できるかがポイントになります。

 

②拒絶型/軽視型は、頑固で子どもに対して厳しく、親の方からの要求が多いタイプです。子育てに意欲はあるが,子どもの育ちに対して関心が低く,母親としての居心地の悪さを感じています。「母親というよりも仕事をバリバリする自分の方が好き」 「早く大きくなってくれたらいいのに」 子どもと触れ合うことが面倒だというタイプです。

 

③不確実型/過敏反応型は、子育てのイメージが獲得できず,危険なできごとを上手く認知できません。認知しても効果的な関わりがイメージできず「どうしたらいいんでしょう」 「よくわからないんです」など保育者に質問が多いのですが, アドバイスをしても理解しにくく, 絶えず強い不安があります。 子どものことを一生懸命見ているかと思うと大事なところで目を放しているなど,親子の関係性で波長が合っていないタイプです。

 

(5)“育て方” に影響を与える社会

 

気質的に難しい子どもを持っていても、 生活上の社会的サポートがあれば母親は安定します。他者からの好意を受けたり, 肯定的な経験をしたりすることで養育表象に変化が起き, 自分の子育てのイメージがいい方向に変わっていきます。しかし、今の日本では 「子どもが泣いているのにほったらかしにしている!」 「あのお母さん、ちゃんとやれているのかしら」 という目で見られることも多く、 「自分の子育てを監視されているみたい」と言う母親もいます。他者から好意を受け、「お母さんよくやってるよ」 と言われる機会や肯定的 な経験をすることがとても少なくなってきています。

なことは、普通の大人にはしませんよね。本来、小さな子どもにも、「あなたはどうしたい?」とか、「ここまでがんばってみる?」と聞いてもらえることが尊厳を大切にしているということなのです。

しつけにおいては、その子のペースが保障されたり、その子のうまくいかなさを理解してもらえたり、がんばろうとしていることを認めてくれる他者の存在がとても大切なのです。それは、排せつだけでなく、食事・衣服の着脱・言葉・運動など、全ての子育てにおいて言えることです。それが、ひとりの人間としての尊厳が大切にされるということなのです。そのようにかかわられることで、子どもにはしっかりとした自我が育ち、自尊感情が育ちます。これは、生涯の根っことなる重要な育ちにつながるのです。[大豆生田啓友著 『子育てを元気にすることば』より]

 

 

 

2023-05-26 18:07:00

子どもを人間として見ることが自尊感情を育てる

子どもを人間として見ることが自尊感情を育てる

近年、子どもへの体罰が大きな問題として取り上げられています。「しつけ」や「教育」という名の下に、体罰が容認されていたような風土があったのでしょう。大人に対して暴力を振るえば罰せられるのに、子どもに対する場合は「体罰」とされてきたのは、とてもおかしなことです。その背景には、子どもという存在を、大人とは違った「小さく未熟なもの」として捉えるまなざしがあるからだと考えられます。その場合子どもは、大人と同じ「ひとりの人間」として、見なされていないことを意味します。 しかしそれでいいのでしょうか。

倉橋惣三は、戦後間もない現代とは子育ての環境も全く違う時代にすでに、子どもへの普遍的なまなざしとその権利について、強い言葉で述べています。

「人間は一人として迎えられ、一人として遇せらるべき、当然の尊厳をもっている。(中略)幼きが故に、一人の尊厳に、一のかわりもない。」

近年、子育て環境の変化から、トイレットトレーニングに悩み、子どもにイライラしてしまう親が多いようです。早くおむつがとれるようにとつい焦って、声を荒らげてしまう場合もあります。親の大変な気持ちはとてもよくわかります。たしかに、誰がやっても大変です。しかし、排せつという生理現象は、本人もなかなかコントロールしにくいものです。うまくいかなかった場合、子どもにも当然プライドがあり、とても傷つくのです。失敗して、大人からいら立つ表情を見せられると、子どもはとても情けない気持ちになり、尊厳を傷つけられるのです。

私たち大人自身が将来、高齢者になって、もう一度おむつを着けるようになった時を想像してください。きっと、そのつらさがわかるでしょう。

園での保育も、同じようなまなざしで取り組みたいものです。食事を残さず全部食べ終わるまでは、片づけてはいけないというのはわかりやすい例です。

 

無理やり口に入れられるのも、どれほど尊厳を傷つけられるでしょう。このようなことは、普通の大人にはしませんよね。本来、小さな子どもにも、「あなたはどう

したい?」とか、「ここまでがんばってみる?」と聞いてもらえることが尊厳を大切にしているということなのです。

しつけにおいては、その子のペースが保障されたり、その子のうまくいかなさを理解してもらえたり、がんばろうとしていることを認めてくれる他者の存在がとても大切なのです。それは、排せつだけでなく、食事・衣服の着脱・言葉・運動など、全ての子育てにおいて言えることです。それが、ひとりの人間としての尊厳が大切にされるということなのです。そのようにかかわられることで、子どもにはしっかりとした自我が育ち、自尊感情が育ちます。これは、生涯の根っことなる重要な育ちにつながるのです。[大豆生田啓友著 『子育てを元気にすることば』より]

2023-04-28 14:04:00

『のびのび わくわく すこやかに』インスタグラム マスク

 入園・進級から1か月が経ちました。お子さまの様子はいかがでしょうか。新入園児、進級児ともに環境が大きく変わり、人間関係も変わって、慣れるまで大変な場面もあったのではないでしょうか。しかし、大抵の場合は心配は不要です。新しい環境に慣れて、関係を築き、「こども園が楽しい。」と通うようになります。職員一同もお子さま一人ひとりの思いを大切にして、喜んでこども園に通ってもらえるように努力いたしますので、お子さまの背中を押していただければと存じます。

さて、こども園の理念は「のびのび わくわく すこやかに」です。子どもたちが自分の思いや個性を出してのびのび遊び生活をして、わくわくするような体験を重ねてもらいたい、そして給食と運動を通じて、すこやかな心身を持った子に育って欲しいという願いがあります。園での活動については、連絡帳やお子さまから直接話を聞いていただいているとは思いますが、もう一つ「インスタグラム」でも見ることができます。わくわくする非日常的な行事―遠足やアクアトト、花まつり等―から、普段ののびのびした遊びや生活、給食の様子まで、迅速にそして頻繁に発信をしています。是非ご覧いただき、お子さまが言い尽くせない部分を補って理解いただけるとありがたく存じます。

ゴールデンウィークが明けると、新型コロナウィルスが2類から5類へと変更になります。既に園児のマスク着用については自由ですが、5月8日からは保育士もマスクを外します。かつて保育士がマスクをつけることはご法度でした。表情を読み取り、表情で伝えるという非言語のコミュニケーションは大人になってもなお、伝達の重要な部分を占めています。ようやく、保育士と子どもたちが本来の関係に戻れることをうれしく思うと共に、保護者の皆様には、初めて見る保育士の顔に驚くことのないようにお願いします。

 

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