園長あいさつ

 子どもたちが大好きなカブトムシ。大きな体で堂々と樹液をなめ、空を飛び回ります。今のその姿があるのは、幼虫時代に腐葉土に囲まれて食べ続けて、丸々とした体が出来ていたから。この幼虫時代に、樹液をなめたり空を飛ぶ練習をさせることは、考えづらいですが、大人が子どもたちに求めていることは、まさにこれと同じことではないでしょうか。

 発達には必ず道筋があり、年齢に応じて必ず通るべきステージがあります。乳幼児期の子どもたちの仕事は「遊び」。遊びの中で、試行錯誤を繰り返し、様々な基礎的な能力を身に着けていきます。そして何より友だちとの関りを通して、コミュニケーション能力が育ちます。私たちの園ではこの大切な「遊び」の時間と環境を保証して、今育てるべき力を確実に育てていきます。

 

川島東こども園 園長 川島俊樹