◆終了した講演会◆令和 5年7月29日
今年度7月は、この地球上で一番暑い月だったとのことです。
もちろん北半球でのことで、
ここ数千年の単位で、
もっとも暑い月だったとは、恐れ入ります。
記録がない時代の地球は、どうやって暑さがわかるのだろうと、
私たちは思いますが、古生物学者たちや他の専門家の方々は、
樹木の年輪やその他多くの痕跡で暑さがわかるとのことです。
その酷暑の中、大勢の人たちにお集まりいただき、本当に恐縮です。
ある人は、新潟県から、ある人は長野県から、またある人たちは東京、神奈川県と、
実に100名を優に超える人たちが集まり、
杉山先生のお話に熱心に耳を傾けました。
第1部
講師 :杉山 秀宏氏 (群馬県埋蔵文化財調査事業団
資料2課長)
演題 :「武具・武器から見た古墳時代上毛野の様相」
(講演中の杉山 秀宏先生)
(会場はこの暑さにもめげず、ほぼ満員でした。)
群馬県は、東国の雄として、武器・武具が大量に発掘されているとのことです。
群馬における、武具・武器の変遷とその歴史について興味深い史実を描写しています。
群馬の武具・武器・はにわの多い理由として、
ヤマト王権との深いつながりと、
また朝鮮半島とのつながりがあると言われます。
馬具に至っては、その出土数は400を超え、
群馬が断然トップの位置を占めています。
東北遠征の拠点として、ヤマト王権にとって、
重要な役割を担っていたのが見受けられます。
杉山秀宏氏 武具・武器から見た古墳時代上毛野の様相.pdf (7.14MB)
上毛新聞社 加藤秀樹記者と杉山秀宏講師
(右手が上毛新聞 加藤秀樹記者)
上毛新聞7月30日号の記事
ー終わりー