◆移動研修教室ー遺跡探訪ー2017
平成29年6月7日は、下仁田方面へ高橋道斎の墓と世界遺産である風穴を見学しました。
総勢25名、ヤマダ電機前を8:30に出発。
多胡碑に立ち寄り、学芸員より多胡碑の説明を受けました。
そして下仁田の常住寺へ上り、住職から寺の故事来歴等の話を聞きました。
その後、寺の裏手にある高橋道斎の墓をお参りしました。
説明は、下仁田町公認ガイドの岩井さんにしていただきました。
そして昼食は下仁田町内の「鍋屋」でとり、下仁田歴史館へと足を運びました。
そこにて、館長の秋池先生より世界遺産「風穴」の説明を受け、
その後、タクシーに分乗して、世界遺産の風穴へと上りました。
「蚕種貯蔵所跡」:
海抜900m近くの付近は、今日6月7日でもひんやりとしています。
冷風を生み出す地形になっており、
風穴の穴から吹いてくる風の冷気は、ほぼ零度近く。
この天然の冷気を利用して、お蚕の卵を保存しました。
この保存によって、お蚕の孵化が多数回にわたって行えるようになり、
日本全国から、この風穴へお蚕の卵の種紙が110万枚も届き、
文字通り日本一の保存設備となっていました。
風穴とは、、風、冷気、岩塊堆積、石積み、漏斗状の地形等を自然を巧みに取り入れた蚕種貯蔵所跡であり、
電気冷蔵庫の無かった時代、絹産業に多大の貢献をした遺産です。
参加者全員による記念撮影
今回の遺跡探訪には、多くの方々にお世話になりました。
常住寺の住職さん、
公認ガイドの岩井さん、
歴史館館長の秋池さん。
これら先生方の熱心な説明と解説のお陰で、
私たちの探訪も有意義な実り豊かなものになりました。
上記三名の方々に厚く御礼申し上げます。