令和５年度商工会女性部主張発表長崎県大会及び全体講習会を１月１７日、ホテルニュー長崎で開催しました。

県内商工会女性部員約１５０名が参加した同大会では、県下６ブロックの代表者が、女性部活動についてそれぞれ発表しました。

今回、第１位の県知事賞を受賞したのは、新上五島町商工会女性部　岡本　幸代さん。

岡本さんは「女性部活動と地域振興・まちづくり　～やってみよう。できる人ができることを。～」と題し、

女性部の若手有志グループでの活動について発表。

地元の関係者の協力を得ながら、地域イベントを成功に導いた経験などについて話されました。

第２位の県連会長賞は、雲仙市商工会女性部　村田　京子さんが受賞。

地域で発生した土砂災害の教訓から、女性部での防災士資格取得に向けた取組みについて発表されました。

【主張発表大会結果】　

　　第一位　県知事賞　　　　岡本　幸代さん（新上五島町商工会女性部）

 　  第二位　県連会長賞　　　村田　京子さん（雲仙市商工会女性部）

　　優良賞　県女性連会長賞　尾本知津子さん（長崎市北部商工会女性部）

   　※順不同　　　　　　　　高尾　伯江さん（壱岐市商工会女性部）

   　　　　　　　　　　　　　山本由紀子さん（諫早市商工会女性部）

左から、尾本さん、岡本さん、村田さん、江嶋県女性連会長、高尾さん、山本さん

　１０月１７日～１９日、静岡県において商工会女性部リーダー県外研修を行いました。

　１８日に、静岡市グランシップで開催された「第２４回商工会女性部全国大会inしずおか」は、全国から2,200名余りの女性部員が集まり、地域振興の発展に向けて交流を図りました。式典の中で行われた令和4年度女性部員増強運動年間実績表彰式では、南島原市商工会女性部が全国3位の成績で表彰されました。

　同日実施された主張発表大会では、全国６ブロックの地区予選大会を勝ち抜いた代表者６名が、女性部活動について発表を行いました。今回の九州ブロック代表は、7月に長崎県で行われた九州ブロック大会で優勝した長崎県対馬市商工会女性部の小川博子さんです。

　小川さんは、長崎県大会、九州ブロック大会同様、女性部の取組みをユーモラスに発表し、会場をどっと沸かせました。発表内容は「女性部活動と地域振興・まちづくり～女性部活動から学ぶ子供たちとのふれあい～」をテーマに、韓国からの観光客減少の影響を受けている島内の交流人口拡大を目的とした「つしまひな祭り」事業や、地域の子どもは地域の大人で守りたいとの想いから始まった「長崎ひまわりプロジェクト」での取組みです。

　ひまわりプロジェクトは県内の２３女性団体で、地域の子どもと子育て家庭を見守ろうと始まりました。それぞれの団体の得意分野を活かし活動しています。商工会女性部としては、「地域のために何ができるかを考えて、子どもたちが大輪のひまわりのように大きく花開くことを願い、手を差し伸べて守ってあげたい」という思いを語られました。コロナ禍の影響を受け何度もイベント中止となりながらも、地域のために子どもたちの未来のためにと懸命に取組む様子を堂々と発表した小川さんは、見事、全国大会でも最優秀賞に輝きました。 

　主張発表の後は、東京大学薬学部池谷裕二教授が「脳から考えるやる気と熱意、そして加齢」と題し、講演を行いました。「記憶力は歳を取っても衰えない」「身体が心のスイッチのため、（身体）口角をあげ笑うと→（心）楽しくなる」といった脳に関する研究内容を、分かりやすく楽しくお話いただきました。 

　１９日は、静岡土産の定番「うなぎパイ」で有名な春華堂の企業視察を行い、同社の概要、事業内容について説明を受けました。菓子の製造販売にとどまらず、地域の食材を発掘、行政や他企業と連携し地域の魅力を発信するまちづくりへの取組み、また子供たちへの食育への取組みなど、女性部の活動に通ずる内容はとても刺激を受け、有意義な研修となりました。

長崎市北部商工会女性部の令和５年度活動事業のご報告です。

7/23三重公民館 、7/30琴海南部文化センターにおいて

食育をテーマとした講習会と試食会を開催しました。

（1）食育セミナー

　　① テーマ 「食の大切さについて」

　　② 講師 食育インストラクター 赤﨑奈穂子氏

（2）郷土料理「つぼき」の試食会

女性部活動で、子育てのお手伝いができないかと考えていた時に、

郷土料理「つぼき」の普及活動を思いつき、取り組むことにしました。

「食育」と「郷土料理」を結びつけ、体験型講習会にすることにしました。

併せて、レシピ本を作成し、口伝えで継承しているやり方を、

レシピ化してわかりやすく理解できるようにしました。

食育は、小学生低学年の保護者に関心があると思い、声掛けも小学生低学年の親子にしました。

講師には、「一汁三菜」の大切さを講義していただき、「いりこ」を使った出汁の取り方を、

実際に体験してもらい、初めて「いりこ」に触りましたと言う子もいましたが、親子で楽しそうに取組んでいました。

家族全員で参加したところもあり、郷土料理「つぼき」を通して

「食育」を考える良い体験学習になったのではと思いました。

子供たちは、初めて食べた子がほとんどでしたが、野菜が多い料理なのに、

残さず、今回講習会を実施した2か所の会場とも、おかわりがでる好評ぶりでした。

これを機会に自宅でも作っていただけるようになればうれしいです。

部員も、コロナ禍で何もできなかった３年間でしたが、

今回事業をやってみて「楽しかった」という感想が多く出たことで、

今後の活動にもつなげていけるのではと感じました。

　７月１２日、１３日長崎市のホテルニュー長崎において、「令和５年度九州ブロック商工会女性部交流研修会」が開催され、九州各県から５００余名の女性部員が集結しました。今回は長崎県が開催地だったこともあり、スタッフを含め県内の女性部員７０名が参加し、九州各県の女性部員との交流を深めることができました。

　初日の主張発表大会の本県代表は、小川　博子さん（対馬市商工会女性部）。「女性部活動と地域振興・まちづくり～女性部活動から学ぶ子供たちとのふれあい～」をテーマに、島内の交流人口拡大を目的とした「つしまひな祭り」事業や、地域の子どもは地域の大人で守りたいとの想いから始まった「長崎ひまわりプロジェクト」での取組活動について発表しました。コロナ禍の影響を受けながらも、地域のために子どもたちの未来のためにと懸命に取組む様子を堂々と発表し、見事、長崎県代表としては22年ぶりの最優秀賞に輝きました。

　小川さんは、九州ブロック代表として１０月に静岡県で開催される全国大会inしずおかに出場されます。

【商工会女性部主張発表九州ブロック大会】                         （発表順）

　２日目は研修会が行われ、恋愛カウンセラーの野田亜希子氏が『小さな一歩が大きな未来へ』～女性がもっと輝く世の中を目指して～の演題で講演されました。「いい町づくり」は、人がいてこその町づくりとの考えから婚活に携わっていること、また、自身の経験から女性が働くということをテーマにお話しいただきました。

　また、まち（地域）づくり顕彰の表彰もおこなわれ、南島原市商工会女性部の取り組み「商工会女性部婚活事業「今どき婚活」」が九女性連会長から表彰を受けました。

５月１１日、サンプリエール（長崎市）において令和５年度通常総会及びリーダー講習会を開催しました。

総会では、令和４年度の事業実績と収支決算、令和５年度の事業計画や収支予算等が原案どおり可決承認されました。

本年度は、九州ブロック商工会女性部交流研修会（女性部九州大会）が７月に長崎市で開催されます。女性部員皆様のご協力をよろしくお願いいたします。

また、部員増強運動において顕著な実績を挙げた女性部を表彰しました。

　【新規加入数の部】

　　第１位　南島原市

　　第２位　東長崎

【目標達成率の部】

　　第１位　小値賀町

　　第２位　佐世保市北部、松浦市福鷹

　リーダー講習会では有限会社COCO-LO 代表取締役　雅樂川陽子氏に『働きやすさを整えたら事業が拡大した』のテーマでご講演いただきました。社員の働きやすさを徹底して追求し、仕組みとして定着させることなど、組織運営の重要なポイントを学びました。

　また、翌12日には、商工会女性部長研修会をとして、グループディスカッションを実施しました。

　5名程度のグループに分かれ、女性部の事業や運営について、それぞれ活発な意見交換が行われていました。