インフォメーション

2016-02-03 16:31:00

シンガポール  2016/02/02(火曜日)
岩手県産米をPR、シンガポールで初セミナー[農水]

岩手県は1日、シンガポールで「岩手県産米セミナー・試食交流会」を初めて開催した。県産米の最大の輸出先であるシンガポールで、現地の飲食店や小売店など業界関係者へ県産米の特徴や炊飯法を紹介。PRを強化し、輸出拡大を狙う。

セミナー・試食交流会は繁華街オーチャードのホテル、グランド・ハイアット・シンガポールで開催。現地の和食レストランや小売店などの関係者約50人が出席した。

セミナーでは、JA岩手ふるさとの担当者が県産米の産地や特徴、「世界一安全・安心な産地づくり」への取り組みなどを説明。米穀の加工・販売などを手掛ける純情米いわて(岩手県盛岡市)の担当者は、精米・精選など米収穫後の作業工程や、お米のおいしい炊き方を紹介した。

その後開かれた試食交流会では、岩手の特産品、南部鉄器を使って炊いた県産米のほか、牛肉、水産物、日本酒、菓子類など県産食品が振る舞われた。県庁やJA、生産者など岩手側の関係者との意見交換会も同時に行われた。

岩手県農林水産部の佐藤実・流通改善担当課長はNNAに対して、「シンガポールには県産米として『ひとめぼれ』と『あきたこまち』を出荷している。特にBtoB(企業間取引)は安定的かつ確実に供給できるので、今後さらに販路拡大を進めたい」と説明した。

シンガポール向けの県産米輸出量は179トン(2014年度)で、2位の香港(23.4トン)、3位の台湾(18トン)を大きく上回っており、全体の輸出量の約8割を占める。佐藤課長は「シンガポールの外食大手RE&Sの和食店で扱ってもらっていることが大きい。日本産米の輸出が加速する中、産地間競争の激化が予想されるが、昼夜の温度差が大きい気象条件から岩手ではおいしい米がとれることをアピールしていきたい」と話す。

BtoC(企業対個人取引)では、これまでシンガポールの日系スーパーマーケットで年1回、数週間ほどイベントを実施してきたが、今後は開催期日を計約40日に増やし、開催店舗も追加するなどしてブランド浸透を図る。

岩手県は、2008年ごろからシンガポール向けに県産米の出荷を開始している。

日本の農林水産省の統計によると、14年の商業用日本産米の輸出額で、シンガポールは前年比24%増の3億7,100万円となり、国・地域別で香港(4億9,700万円)に次いで2位だった。輸出量でも35%増の1,295トンで2位につけている。

 


2016-02-03 16:30:00

マレーシア  2016/02/02(火曜日)
福岡県、KLで特産品の売り込み=知事が訪問[経済]

福岡県は1月29日、マレーシア・クアラルンプールの在マレーシア日本大使公邸で、小川洋県知事、井上忠敏同県議会議長らによる県の特産品のプロモーションを開催し、地元の流通業者や旅行業界関係者に県の魅力をPRした。

 

筑後うどんの実演、八女茶、いちご「あまおう」など県産品の試飲・試食のほか、伝統工芸品展示や伝統文化「博多独楽」の披露がなされた。

小川県知事は、福岡県と東南アジア諸国連合(ASEAN)内とを結ぶ直行便があることに触れながら、県の歴史遺産や県のスポーツ施設などを紹介し、「2020年の東京オリンピック・パラリンピックに向け、トレーニングキャンプ地として最適」と説明した。井上県議会議長は、同日マハティール元首相を表敬訪問した際に、「同元首相の来日回数が80回を超えているということに感銘を受けた」と話し、マレーシアとの関係強化を進めていきたいとの決意を表明した。

同プロモーションには、宮川眞喜雄在マレーシア日本大使のほか、マレーシアの貿易産業省のレベッカ・ファティマ事務次官が出席した。

30日には、スランゴール州のイオン・バンダルウタマ店で、あまおうや県産野菜などの農産物フェアを実施し、一般消費者に直接売り込んだ。県の担当者によると、マレーシアでのこうした取り組みは初めて。

知事一行は、1月30日からインドネシアも訪問した。

 


2016-02-03 16:27:00

広州発、中国北アジア課

2016年01月19日

 すし材料・惣菜用の加工食品などを製造販売するあじかん(本社:広島市)は、巻きずし教室の開催などで、日本の食文化の普及とともに中国人の口に合った商品開発に努めている。本事業を担当し、飾り巻きずしインストラクター資格取得者で、巻きずし教室の講師でもある味堪(広州)餐飲管理の桂英・副総経理に、中国事業の展開について聞いた(2015年10月22日)。

通商弘報 c96daf8206d71fbc


2016-02-03 16:25:00
食品大手の味全(Wei Chuan)は1月29日の取締役会で、日本のUCC上島珈琲と合資の「台湾UCC(優仕)」および「優味企業」の所有株式各34%を、日本UCCの子会社UCC ASIA PACIFIC PTE. LTD(シンガポール)に全て売却することを決定した。台湾UCCは1985年設立の合弁企業、優味企業は台湾に3店舗あるカフェ「UCC上島珈琲店」の運営企業。昨年の劣悪ラード事件に端を発した頂新グループ商品不買運動では、頂新が資本参加している味全の「林営鳳牛乳」に続きUCC商品も標的となり、味全の昨年の総売上は207億3100万元(約749億4400万円)と、前年から22.1%減少した。味全は今後、本業である冷蔵食品事業に集中する方針を固め、松青スーパー、王徳伝茶荘に続き、台湾UCCも売却を決めた。売却価格は交渉中だとして明らかにしていない。さらに、日本との合資企業である「台北カルビー」も、持ち株を日本側に売却する計画だ。
 

2016-02-03 16:24:00

タイ  2016/02/01(月曜日)
サガミ、20年までにタイで10店展開へ[商業]

 



外食事業を展開するサガミチェーンは1月29日、タイ・バンコクの商業施設「シーロムコンプレックス」内でタイ3号店をグランドオープンした。日本酒や焼酎などのアルコール類を充実させ、夜の利用を取り込む。2020年までにタイで10店舗、東南アジア諸国連合(ASEAN)で20店補の展開を目指す。

鎌田敏行社長はオープニングセレモニーで、「サガミ3号店を置くシーロムは、バンコク屈指のビジネス街、観光地として知られ、幅広い層の利用が見込める」と集客に自信を見せた。同地区には多くの日系企業がオフィスを構えていることから、仕事帰りの会社員の需要も取り込みたい考えだ。

店名は「Japanese Dining & Bar SAGAMI」で、座席数50席。営業時間は午前10時半~午後10時で、1日当たり昼に70人、夜に50人程度の来客を見込む。

メニューは、日本各地の日本酒21種類、焼酎11種類などアルコール類約60種類をそろえた。料理はサガミが得意とする和麺・一汁三菜のほか、手羽先や焼き鳥、刺し身、すしなど約150品。売り上げは1日当たり6万バーツ(約20万円)と予測する。

サガミは2014年4月にタイ1号店、15年3月に2号店をオープン。海外ではタイ、中国、インドネシアで7店舗を展開している。


1 2 3 4 5 6 7 8