インフォメーション

2012-10-08 09:53:00

ハンバーガーチェーン「モスバーガー」を展開するモスフードサービス(東京都品川区)傘下の広東摩斯貝格餐飲管理(広東モスバーガー)はこのほど、広州市で広東省2号店を開業した。同社は今年6月、広州市内の繁華街である北京路エリアに1号店オープンしたばかり。年内にはさらに同市内で2店舗を出店し、4店舗に増やす計画だ。

2号店は同市の中央ビジネス地区(CBD)と位置付けられる珠江新城の地下ショッピングモール「花城匯」に出店した。店舗面積は280平方メートル。座席数は137席。映画館大手UAシネマズが展開する「UA花城匯」に隣接しており、映画観客の需要を取り込む狙い。

広東モスバーガーの帆苅良貴・総経理によると、2号店の従業員30人のうち、店長を含めた15人が今年6月オープンした1号店で実務経験を積んだスタッフ。現場で育成した人材に新しい店を任せるという方針だ。

日中関係の悪化による影響については、先月16~18日前後に1号店を訪れる消費者が急減したが、現在は客足が回復しつつあるほか、食材の調達先は影響を受けていないと述べた。

http://news.nna.jp/free/news/20121008cny027A.html

 


2012-10-08 09:52:00

米ドーナツチェーン大手クリスピー・クリーム・ドーナツがシンガポールに進出する。向こう5年で15店を出店する方針を掲げている

同社は4日、シンガポールを拠点にアジア域内で小売店を展開するスター360グループとフランチャイズ(FC)契約を結んだと発表した。

スター360のアンディ・チャウ最高経営責任者(CEO)は「ドーナツの象徴的ブランドをシンガポールに紹介できることを喜ばしく思う。クリスピー・クリームは国内ドーナツ市場を席巻するだろう」と述べ、国内店舗の展開に自信を示した。

クリスピー・クリームのジェフ・ウェルチ国際部門社長は「米国外で約500店を展開しているが、今回の契約と直近のFC契約を合わせると追加で400店舗を海外に出店することになる」と説明した。 

同社は現在、FCと直営合わせて世界21カ国・地域で700店舗を展開している。


2012-10-06 22:35:00

穀物全体の生産量は、前年度より減少して消費量を下回り、期末在庫率は低
下する見込み。
 穀物全体の期末在庫率は18.9%と前年度(20.5% )を下回る見込み<FAOの安
全在庫水準(17~18%)>。

《主な品目別の需給》
〈小麦〉
 生産量は、米国、インド、カナダで増産も、前年度より減少して消費量を下
回り、期末在庫率は世界全体では低下する見込み。
[生産量]
 659百万トン(▲5.2%)
[消費量]
 681百万トン(▲2.0%)
[期末在庫率]
 26.0%
・旧ソ連諸国では収穫がほぼ終盤。凍害や乾燥等により生産減。
・米国は、収穫が終了。生産量は前年を上回る見込み。
・カナダは順調な生育で収穫が進展。生産量は前年を上回る見込み。
・インドの冬小麦は、収穫が終了し、史上最高の生産見通し。

〈とうもろこし〉
 生産量は、米国の干ばつによる減産で、前月から下方修正され消費量を下回
り、期末在庫率は低下する見込み。
[生産量]
 841百万トン(▲4.1%)
[消費量]
 857百万トン(▲0.9%)
[期末在庫率]
 14.5%
・米国はコーンベルトの干ばつにより生産量が大幅に下方修正( 3 7 5 百万
 トン(6月)→272百万トン(9月))。
・中国では、天候に恵まれ概ね順調に生育が進展し、今後収穫期。飼料向け需
 要等は今後も堅調。
・アルゼンチンでは作付け開始。単収の回復による増産見込み。また、ブラジ
 ルでは前年度を下回るも2年続きの豊作見込み。

〈米〉
 生産量は、アジア諸国での作付面積の減少等により、前年より減少して消費
量を下回り、期末在庫率は低下する見込み。
[生産量]
 464百万トン(▲0.2%)
[消費量]
 468百万トン(+2.1%)
[期末在庫率]
 21.9%
・中国、インドネシア、タイ等で単収の増加等から豊作見込み。
・タイでは担保融資制度による買上げで政府在庫が大幅に積み増し。
・インドではモンスーンの到来遅れにより雨季米(カリフ米)の作付減。

〈大豆〉
 生産量は、米国で減産となるも、作付けが開始された南米の増産見込みで前
年度より増加して消費量を上回り、期末在庫率は世界全体では上昇する見込み。
[生産量]
 258百万トン(+8.9%)
[消費量]
 257百万トン(+0.9%)
[期末在庫率]
 20.7%
・米国では、作付面積は増加したが、コーンベルトの干ばつにより減産の見込
 み。期末在庫率は4.3%と低水準で推移。
・中国では、作付面積減に加え、旺盛な需要から輸入量が増加。
・前年度、高温・乾燥等の被害により大幅な減産となったブラジル、アルゼン
 チンで作付面積が大幅に増加し、増産となる見込み。

詳しくは、「食料需給インフォメーション」
http://www.maff.go.jp/j/zyukyu/jki/index.html

内「海外食料需給レポート」
http://www.maff.go.jp/j/zyukyu/jki/j_rep/index.html
でご覧ください。


2012-10-06 21:16:00

日本の食品原料メーカーが、インドネシアで酵母エキスなど付加価値の高い素材の拡販を狙っている。所得の上昇で高価でも、より複雑な味や健康志向の食品を求める消費者が増えているためだ。5日まで3日間の日程で中央ジャカルタで開催されている「Fiアジア(アジア食品原料見本市)2012」には日本企業17社が出展。バイヤーに売り込みをかけているほか、現地市場の動向を探っている。【大谷聡】

 

ジャカルタでの同見本市への出展が2回目となる三菱商事傘下の興人は、現地で酵母エキスの販売を開始して3年目。大手食品会社の担当者とのネットワーク作りを通じて、徐々に販売攻勢をかけているところだ。

吉田良和海外営業課長は「味付け素材は塩に始まり、グルタミン酸ナトリウムなどコストが高くなるほど複雑な味が出せ、酵母エキスは序列の最後に来る」と説明。新興国でも所得の上昇に合わせて需要が伸び始めているという。

2年前の見本市では、同社以外に酵母エキスを出展していた企業は見かけなかったが、今年はオランダのDSM、独オーリーやライバー、中国のエンジェル酵母といった世界的な大手や、日本の富士食品工業といった競合も出展していると指摘。「新しい市場が形成されつつあるようだ」と語った。

酵母エキスや甘味料などの生産過程で使われる酵素の製造で日本最大手の天野エンザイム(名古屋市)は、出展を足掛かりに現地向けに酵素の販売開始を目指す。

山口庄太郎産業用酵素営業部長は「酵母エキスを使うと食品のうまみが違うため、日米欧の飲食品メーカーでは当たり前に使われているが、新興国での普及はこれから」と指摘。インドネシアでは地元の販売代理店と契約を結ぶことを検討しており、「展示会でまずは名前を浸透させたい」と意気込みを語った。今回の見本市でも、海外の企業で酵素を展示している企業は同社以外に見あたらないため、東南アジアで販売を伸ばせる可能性は大きいとの認識を示した。

今年開設したマレーシア事務所を拠点にしてインドネシアのほか、既に輸出を始めているタイやインドでも拡販を狙う。同社の売上高に占める海外の比率は45%ほどだが欧米が中心であるため、アジアの割合を高めていく方針だ。



現地生産している食品原料メーカーも、高付加価値商品の拡販を図っている。食品・香粧品用香料製造の小川香料(東京都中央区)は、健康食品やサプリメントの苦みを消す香料や、常温保存でも品質の劣化を遅らせる香料を展示しているほか、製品がハラル(イスラム教徒が摂取可能)認定を取得していることをアピールしている。

小川インドネシアの青木太郎社長は、現地販売先の加工食品メーカーは非日系企業が多いと説明した上で、「高付加価値製品は今後伸びていくので、こうした機会を利用して知名度を上げることで販売先を広げていきたい」と語った。



同見本市は世界各国で展示会や国際会議を展開する英UBMが主催。タイ・バンコクとジャカルタで毎年交互に開催しており、ジャカルタでの開催は2回目。今回は39カ国・地域から食材サプライヤーや自治体、業界団体553者が計300カ所のブースを出展している。

参加団体は国・地域別で中国が最大の150者。インドネシアが89者、米国が53者で続き、日本は9番目に多かった。主催者は期間中に1万人の来場を見込んでいる。

http://news.nna.jp/free/news/20121005idr003A.html

 


2012-10-06 21:15:00

日本の中国地方を中心にラーメン店などを展開するウィズリンク(広島市安佐南区)
は、11月をめどに海外1号店となるラーメン店を繁華街オーチャードの商業施設に開
業する。2015年までに国内で直営5店舗にまで拡大する計画。将来的にはシンガポー
ルを含む域内でフランチャイズチェーン(FC)店を展開するとともに、日本で店舗
網を持つ他の業態も広めたい考え。初年度の売り上げは1億円を目標に掲げる。(シ
ンガポール&ASEAN版編集長・今野至)


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