NPO法人
アイパートナー

主に三重県内の視覚障害者・児を対象に、歩行訓練、生活訓練を実施しているNPO法人です。

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日記

2023-07-06 08:08:00

ホーム

今朝は晴れました。

そして、暑い。

熱中症など体調管理に要注意の1日ですね。

今日は電車での移動です。

久々に電車の駅ホームにたちますと、通過列車の風圧にちょっとびびってしまいます。

車道端を歩行中、横を通過する自動車より、はるかに速く長いものが目の前を通過するのをふと冷静に観察すると、なかなかおそろしいというか、人の馴化に驚きます。平気でいられるわけですものね。

目の不自由な方にとって、

駅ホームの歩行は安全性を最大限に確保したルートと行動計画をたてる必要があり、私ども訓練士(視覚障害者生活訓練等指導員、歩行訓練士)をご活用いただきたい練習内容になります。

ホーム内歩行は、

1.歩行距離が短ければ短いほどリスクは減ります。

2.線路から遠い場所を歩くほどリスクは減ります。

3.今、どこにいるか、が確実にわかる手がかりを

順序だてて覚えます。ひとつひとつ、1か所ずつの手がかりをなににするか、の個別性があります。

4.よく似た手がかりをルート上で複数箇所覚えるのはリスクがあります。今いる場所の思い違いが起こりやすいからです。

5.乗る駅ホームでは安全ルートでも、降りるホームで危険な場所に降り立ってしまっては意味がありません。乗車駅、降車駅の両方を調べてルート作成する必要があります。

6.あれ?と思ったら、てこでも動かずに援助依頼をする必要があります。

などなど、留意点満載です。

とにかく、ホームにおいて線路側端を歩くなんてことは、

視覚障害者のみならず、誰しも危ないということをお伝えしつつ、

今日も事故のないよう、

頑張ってきます。

皆さまも、1日、安全第一で。

ではまた明日 by 永瀬 賢

 

 

2023-07-05 06:58:00

杉山和一さん

三重県の近鉄、あるいはJR津駅近くの会場で同行援護従業者養成講座を開催したり、講師をするときは、実技で必ず偕楽公園という場所に行くことにしています。この公園、地元では桜のお花見場所として知られているのですが、鍼灸を生業にする視覚障害の方にとっては聖地になっていたりします。杉山和一という、江戸時代の人物をご存知でしょうか。杉山検校とも呼ばれていますが、管鍼法という、管の中に鍼を通して正確に身体のツボに届かせる技術を開発し、それを本にまとめて人材を育成した人です。江戸時代に徳川将軍の庇護を受けて、鍼灸師としての身分を確立した人であり、なによりも、この方ご自身が視覚障害だったわけです。

現在の視覚障害者が働くマッサージ、鍼灸を確立させた方、ということで、業界では有名な歴史上の人物です。偕楽公園には、津市で出生した杉山和一の顕彰碑が建立されていますから、知る人ぞ知る聖地なのです。

顕彰碑に書かれている長文は、石碑の汚れで読みづらい箇所もありますが、文章自体は読みやすいです。

講習会の実技では、

情報提供支援、代読の練習として、

この石碑前まで赴いています。

8月の講習は多気会場です。

どんな練習コースを設定するか、はとても重要です。地域性や歴史、文化に触れながら、必要な実技を網羅できるコースを考えなければなりません。

乞うご期待。

頑張って準備いたします。

今日は曇天。

みなさんも体調に気をつけて、

お過ごしください。

では、また明日  by 永瀬 賢

 

 

2023-07-04 08:36:00

手引きの受け方を教えるということ

今日も暑くなりそうです。

アイパートナーの訓練士(視覚障害者生活訓練指導員)は、本日も三重県各地に自動車で移動して視覚障害のある方に対し、各種訪問訓練を実施する日です。熱中症などに気をつけながら白杖歩行訓練なども実施します。

白杖歩行訓練を実施する前提に、手引き歩行の受け方を訓練内容にいれる方が多いです。手引き歩行というのは、同行援護従業者さんの移動支援技術であり、同行援護従業者養成研修で演習する技術なのですが。この技術、視覚障害者の方にも、受け方の練習が必要になります。手引き歩行というのは、支援する側は支援の仕方、受ける側は支援の受け方を知った上で円滑に成立するものである、という認識を必要とします。

支援を受ける側、つまり視覚障害の方に支援の受け方を練習する機会のないままに同行援護を受ける、あるいは同行従業者が手引きの受け方を知らない人に対しても個人差として対応しなさい、という研修の進め方は講習を担当する講師としては横着だと思っています。

ですから、アイパートナーでは、視覚障害者に対して手引き歩行の受け方を、つまり同行援護の受け方を訓練士が教えてから、同行援護の事業所さんと同行援護の契約をしていただく、という流れを強く推進しています。この辺り、同行援護の事業所さんとの連絡連携をますます推進していく必要性を感じています。

視覚障害者に対する手引きの受け方、の訓練・練習は、1.能動的な動作・2.共同・協働の動作・3.受動的な動作について整理しながら実施をします。2の共同・協働の動作であることに導けるように、1と2で技術を固めて教えていくことになるのですが。1.2は、練習の基礎的な部分でも応用的な部分でも必要になることがありまして、この辺りは訓練士が組み立てをよく考えて実施する必要があります。

例えば、段差、階段、交差点近くの勾配へのアクセスについては能動的な自己防衛の練習を実施していく必要があります。例えば、交差点の手前には若干の勾配があるのですが、この勾配情報について手引きする支援者から口頭で説明がない、速度も落ちない、というときにいかに自己防衛するか、という内容を含みます。この辺り、簡単に考えている手引き練習は、事故を招いてしまいますので、訓練士は丁寧に積み上げをする必要があります。

極端な話、身の危険を感じる誘導に対する拒否の仕方も、視覚障害の方に対し、能動的な動作として教えていくことになります。

さて、この辺り、どれくらい深く考えて手引きの受け方を丁寧に個人差に合わせて教えるか、も、訓練士の腕の見せ所でございます。

今日も現場で頑張って参ります。

皆さんも熱中症など、お気をつけて。

では、また明日。 by  永瀬 賢

 

 

2023-07-03 09:54:00

同行援護の内容について法律条文に明記されている箇所

同行援護は、障がい者総合支援法に定められた全国共通の公的サービスになります。

総合支援法というのは略名で、正式な法律名はちょっと長くて、「障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律」が正式名です。

同行援護という文言は、この法律の第5条に初めて登場します。

第5条 この法律において「障害福祉サービスとは、居宅介護、重度訪問介護、同行援護、行動援護、療養介護、生活介護、短期入所、重度障害者等包括支援、施設入所支援、自立訓練、就労移行支援、就労継続支援及び共同生活援助をいい、(以下略)

続けて、第5条の4で、同行援護とはなにか、を記述しています。

第5条の4  この法律において「同行援護」とは、視覚障害により、移動に著しい困難を有する障害者等につき、外出時において、当該障害者等に同行し、移動に必要な情報を提供するとともに、移動の援護その他の厚生労働省令で定める便宜を供与することをいう。

ここで情報提供と移動の介護という同行援護の内容である2本柱を明記しているのですが、後に出てくる、その他の厚生労働省令で定める便宜という文言が気になりますね。

調べてみますと、

厚生労働省令 障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律施行規則(平成十八年厚生労働省令第十九号)

施行日: 令和二年七月一日

(令和二年厚生労働省令第三十一号による改正)

(法第五条第四項に規定する厚生労働省令で定める便宜)という省令がありまして、その第1条の5に記載があるようです。

第1条の5 法第五条第四項に規定する厚生労働省令で定める便宜は、視覚障害により、移動に著しい困難を有する障害者等(法第二条第一項第一号に規定する障害者等をいう。以下同じ。)につき、外出時において、当該障害者等に同行して行う移動の援護、排せつ及び食事等の介護その他の当該障害者等の外出時に必要な援助とする。

 

続けまして、

障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律に基づく指定障害福祉サービスの事業等の人員、設備及び運営に関する基準(平成十八年厚生労働省令第百七十一号) 施行日: 平成三十年四月一日 (平成三十年厚生労働省令第三十一号による改正)で、さらに詳しい内容の記載をみることができます。

第4条の3  同行援護に係る指定障害福祉サービスの事業は、視覚障害により、移動に著しい困難を有する障害者等が居宅において自立した日常生活又は社会生活を営むことができるよう、当該障害者等の身体その他の状況及びその置かれている環境に応じて、外出時において、当該障害者等に同行し、移動に必要な情報の提供、移動の援護、排せつ及び食事等の介護その他の当該障害者等の外出時に必要な援助を適切かつ効果的に行うものでなければならない

同行援護の内容についての大枠を定めているものとなると、上記の法律と省令に明記されている文になりますね。

同行援護は移動支援をするだけではない、ということを繰り返し記述しているのがおわかりいただけると思います。

移動と移動先における情報提供支援も含むのが同行援護従業者のお仕事になるのですね。

今日も暑い1日になりそうです。同行援護など、外出支援で歩行移動するみなさん、熱中症対策を十分にとられて安全な移動、外出をよろしくお願いいたします!私どもも、訪問訓練での歩行訓練など、水分塩分補給に気をつけて臨みます。

では、また明日 by 永瀬 賢

 

 

 

 

 

 

 

2023-07-02 05:12:00

同行、移動、ガイドの呼称

同行援護とは、視覚障害者の外出支援サービスのことで、障害福祉サービスの介護給付に組み込まれたサービスです。その担い手を同行援護従業者といいます。以前は移動介護従業者と呼ばれました。単に移動支援だけではなく、移動中、移動先での情報提供支援も業務に含むことを明確にすることから移動介護から同行援護に名称が変わりました。カリキュラムも変更されていて、移動介護従業者養成カリキュラムよりも学ぶ科目が増えています。

移動介護従業者という名称の前には、ガイドヘルパーという呼称が一般的でした。今も、ガイドヘルパーは現場でよく使われている呼称名です。

このような背景から、

視覚障害者の外出支援をする専門員の養成は、

ガイドヘルパー養成講座、移動介護従業者養成講座、同行援護従業者養成講座と講座名を変えてきました。

この25年、これら視覚障害者の外出支援にかかる講座の講師を長らく続けてきました。25年の間に、用意する配布資料をどんどんリニューアルし、追加し、かなり膨大な質量になりました。

配布資料は、テキストの補足に作成しているものです。が、もはやテキストよりもページ数が大幅に上回る量になっています。

8月にアイパートナーで主催する同行援護従業者養成講座(研修会)を受講いただく皆さんにはずっしりな印刷物をお持ち帰りいただくことになります。これらを、一冊の本に集約させようと準備をしていますが、まだ、時間がかかりそうです。

今回の講習会も、最高の内容になるよう、準備してのぞみます。まあ、そんなことは主催者、講師にとって当たり前のことで、わざわざ宣言しているようでは気恥ずかしい心持ちではありますが。

とにかく、こつこつと準備してまいります。

準備怠らず、当日、

お天気にめぐまれるといいですねえ。

さて、今日は日曜日。

良き1日になりますように。

では、また明日。 by 永瀬 賢

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