日記
バスの運転手さん
毎年20回程度、公共交通機関であるバスに乗る機会があります。
実は他府県のバスに乗る機会の方が多いのですが、地元の路線バスに乗る機会も
必ず数回あります(今のところ、数回でバス会社さんには申し訳ありませんが)。
同行援護講習の実技でバス乗降の練習を演習させてもらうからなのですね。
講師として、この実技のためにバスに必ず乗ることになるのです。
各営業所に駐屯するバスで演習をさせていただくこと多く、
講習会場から営業所までバスで往復させていただくことがよくあります。
つい先日もその機会があったのですが、
帰り貸切で乗せていただいた運転手さんの運転が非常に柔くて、プロ意識を感じたものでした。
ブレーキングのタイミングとその柔らかさ、他車の車の動きを予測した一旦停止の位置など
ことごとく絶賛もので、同じ料金を払うならこの運転手さんのバスに乗りたいと思わせてくれるような、
素晴らしい運転でした。ちょっと大袈裟に申せば、コップの水がこぼれることのないような運転です。
同行援護講習会で、受講者さんにお伝えする手引き歩行(視覚障害者への歩行支援技術)も
このような優しい完成度を目指しています。
急発進、急停車をせず、緩やかな発進と停車、
手引き歩行も、
ゆるやかな歩行開始、減速して緩やかに止まる、
同じことです。
さて、今週は、他主催で講師としてお招きいただいております同行援護養成研修会一般課程の最終日があります。
限られた時間ですが、良い講習になるようしっかり準備してまいります。
そして、
来年、2月3月にはアイパートナー主催での同講習会を開催します。
受講が必要な方に、広くご案内、ご周知、よろしくお願い申し上げます。
では、また今度。by 永瀬賢
同行援護養成研修会(2.3月津会場)、受講者募集開始ました。
ご無沙汰しています。
日記の更新が滞ってしまいました。
忙しなく毎日を過ごしつつ、
道中の至るところで見かける、黄色や紅に変わった葉っぱの色づきを眺めながら、あっという間の年末です。
ほとんどは、移動中の車窓からになりますね。
寒暖差が激しいのに加え、突然の冬模様、またまた身体にこたえてしまいますが、
みなさま、いかがお過ごしでしょうか。
お互い、
身体に気をつけて、新しい年を迎える準備をしてまいりましょう。
さて、お知らせです。
今年度、もう一度だけ、
アイパートナー主催の
同行援護授業者養成研修会を開催することにいたしました。
本日よりインフォでもご案内させていただいておりますが、
来年度からこの講習会のカリキュラムが大幅に変更されること、厚生労働省から発表されています。
現行のカリキュラムでの開催は、今回ご案内する津会場での講習会が最後になります。
必要な方、どうぞご活用ください。
三重県の同行援護サービス現場の質量とも、より充実したものになるよう、
今回もより良い講習内容を準備してまいります。
みなさまのご参加、お待ちしております。by 永瀬 賢
同行援護従業者養成研修開催初日10日前になりました
季節は早くも9月中旬にさしかかってまいりました。
不順な天候に見舞われながら、季節はまだ秋の入り口というより夏ですが、
みなさま、お元気でお過ごしでしょうか。
それでも、にょきにょき膨らむ入道雲は勢いを弱め、少し形が崩れ始めたかな?と感じますし、朝夕も過ごしやすい日も出てきて、
そして彼岸花が土手で蕾を開きつつあるような、という景色を見かけます。彼岸を過ぎたら一気に涼しくなるかもですが、それはそれで体調をうまく合わせていかなければならない季節でもあります。
お彼岸にあわせて、
いなべ市にてアイパートナー主催の同行援護授業者養成研修がいよいよ始まります。
少々でも涼しくなってくれると実技演習時間は助かります。
同研修の実技演習の一単元に、公共交通機関の利用という実技演習科目が必須科目で定められています。
今回も、電車やバスは、実際の公共交通機関を利用して実技演習する予定でいます。
この公共交通機関の利用演習、主催者側として行程を組むのに苦労することがあります。
そもそも、講習会場が交通アクセスの悪い場所だったりすると、駅やバス停まで行くこと自体に時間がかかってしまいます。
次に、電車やバスの本数も少ないと行程づくりがよりシビアなものになります。待ち時間とかロスタイムを増やしてしまうと、時間が足りなくなってしまいます。
幸い、いなべ会場は、実技に要する移動距離も確保しながら、駅、バス停の場所、運行本数とも良い感じで、無事に計画を組むことができました。
あとは、教科書よりもページ数が多い膨大な配布資料の印刷などをしつつ、講師として体調を崩さないように意識を強くしていく段階です。
そろそろ、食事で生ものは控えることになります。手洗い消毒はいつも通り、かなり頻繁です。
そしてなにより、睡眠時間の確保です。
当方57歳、既に睡眠時間を減らして働くことができなくなっています。大体6から7時間。
睡眠の1サイクルが3時間なら2サイクルですね。
これよりも減ると体調に支障が出ます。体調に支障が出ると仕事の質にも支障が出てしまいますからね。
限られた時間で仕事を完結させるためには、かなり計画性を持ちながら、融通を効かせるバランスを保つ必要が生じます。
そして、なによりも、いやでも休憩時間を入れることですね。
強制的に休憩時間を入れることで、かえって仕事の質量を保てることを日々実感しています。
少しずつでもいい、やりたいこと、やらなければならないことは全部毎日積み重ねれるように。
今日もまた、たぶん21時から22時くらいの間にはもうおやすみなさいをしていると思います。
朝は4時か5時に起きて、動いていますけどね。
冬に向かい徐々に日の出時間が遅くなるのにつれて、自分の起床時間が遅くなるのかどうか、
今年はどうでしょう?自分の変化にも注目しています。
さて、同行援護従業者養成研修、いなべ会場開催10日前になりました。
主催として、これまでの開催方法では、今回が最後の開催になるかと思います。
ギリギリまで募集しておりますので、ご希望の方はご活用ください。
つらつらとふわっとした内容ですみませんが、今日の更新日記はこの辺で。
また今度 by 永瀬賢(前川賢一)
台風10号警戒が続いていますが・・・
地震、津波に対して一段ステージのあがった警戒を続ける中、季節は台風シーズンとなりました。
現在、進路予測困難な台風10号の影響下にあります。月末月始めまで雨風警戒になるとは思いませんでした。
三重県内全域を訪問している業務ですので、スケジュール調整の繰り返し、調整したところにかぶせて再調整になるなど、やむをえません。
昨日29日木曜は、久々に事務所近くの国道が冠水しました。近くの川も水位上昇で一時心配レベルになりましたが、現在は落ち着いています。
予報通りなら、今日の夕方くらいからまた雨に気をつけなければなりませんので、警戒が続きますね。
この川、下流ですぐ前は海なのですが、境界に設営されている水門がなかなか開いてくれず、近隣の住民と一緒に、いつも水位が上昇するとヤキモキします。公機関にお問い合わせをいたしますと、海の満潮時であれば開門しないと判断することがあるらしく、昨日はまさに満潮時間近くに大雨が降り、水位上昇をしたのでした。開門するかどうかは、公機関のご担当者さまが現地まで観測に行っての判断になるそうで、今回は水門を一部開いてくれて水位が下がり安心したのでした。
水門を開かないと判断しなければならないとき、とは、満潮での逆流を防ぐとかの時、でしょうか。これ、ちょっとなんで開いてくれないの?と思ってしまうのですが、川の水がガンガン流れるとどんどん水位が下流で上がっていくということかな、それで川の流れが逆転し出すのだそうです。水は高いところから低いところに流れていきますからね。それを防ぐために、水門を閉めることになるのですが、この場合は、氾濫するかもしれないけれど水門開けていたらもっと大きな氾濫になっていました、やむを得ません、ということなのでしょうね。
ダムの緊急放流の決定も、やや似たことかな、と思います。ダムが決壊すると大変な被害が出るので、ダムの水位を下げるために緊急放流する、放流した水はもしかしたら下流域、低い土地で洪水になるかもしれませんが、決壊した時の大惨事よりはマシなんです、ということなのかな、と。
いずれも、リアルタイムの情報を収集し続けながら、最後に頼るは自分の感であり、勘と思っています。得た情報からどうするかを判断するのは自分ですからね。情報に埋もれてしまって動けなくなっていては本末転倒で。
普段から備えることって、月並みですが、感じる感にも直感的な勘にも良いことを生活に取り入れておくことなんでしょうね。それって、無意識にしていること、自動化されている動作や習慣、行動を時々意識下においてみることだと思います。例えば、呼吸、動悸もそうです。自分の歩き方の癖も、風向きや強さの変化も。これって、実は、私ども視覚障害者生活指導員(歩行訓練士)としての観察力に直結していたりもすることでして。
下半期になりますと、今年度も訓練士の卵、新人さんが実習にやってきます。しっかり準備をして、人材育成に尽力、貢献しようと思っています。
台風ほか、あらゆる自然災害は、想定外の時間、場所で起きるものです。引き続き警戒し、元気は保ちつつ毎日を過ごしてまいりましょう。
では、また今度 by 永瀬賢(前川賢一)
ガイドヘルパーの活動を支えてくださったTさんへ
視覚障害者生活訓練等指導員(歩行訓練士)として、現場で視覚障害児・者の歩行や生活全般の訓練を続けています。
30歳ぐらいから始めましたから、かれこれ25年以上続けてきたことになります。
現場に入りながら、支援者を養成する講習会の講師なども続けてまいりました。
現在、全国で開催されている、視覚障害者の外出支援を担う人材育成をするための同行援護従業者養成研修は、当初はガイドヘルパー養成研修、あるいは移動介護従業者養成研修という名で実施されていました。
私が訓練士の勉強を無事に修了し、三重に帰ってくるまで、ガイドヘルパー養成研修会の講師は、ガイドヘルパー連絡協議会という団体の役員の方々でなさっておられたと思います。当時の30歳そこそこの私などただただ若造で、役員のみなさんは還暦越えのご年配の方ばかりでした。
当時、会長をなさっておられましたTさんは、背丈ある男性の方で、優しいお人柄に溢れた方でした。人格者であられました。若輩の私を専門家だからと講師としてお招きいただき、講習会で受講者さんを班に分けて実施する実技演習で、Tさん含めて役員の方々に実技指導のアシスタント担っていただくことのご快諾をいただきました。数年間、講習会の円滑な進行に多大なご協力、ご支援をいただいたのでした。
あれから25年以上が経ちました。今、私は57歳です。まだ若輩ではございますが、初めてお会いした時のTさんのご年齢にかなり近づいてまいりました。惜しくもTさんは数年前にこの世を去られましたが。あらためまして、ガイドヘルパーの充実化を目指していく創世記に、三重県において視覚障害者の外出支援について実践的に取り組んでくださったことに敬意と感謝をするばかりです。敬う敬意を持って、今日までの成り立ちの経緯を伝えていかなければな、と思っております。
Tさん、できることなら、もう一度、縁側にでもゆったりと座って、風にゆらりと動くススキを照らす月見をしながら、いっぱいだけでいいから日本酒を飲み交わさせていただきかった。もう少し長生きしていただき、お会いしたかったし、お話しをさせていただきたかった、と思います。
Tさん、今、ガイドヘルパーは同行援護と呼ばれて既に幾らかの年数が経ちました。私は、今も訪問訓練現場にたちながら、同行援護の講習会の講師を続けさせていただいております。
あらためまして、お世話になりありがとうございました。これからも身体が動く限り、毎回毎回、最高の内容と満足度の高い講習内容の提供を続けてまいります。今年のお盆は暑かったですが、まだまだ、頑張ってまいります。では、また。 by 永瀬賢(前川賢一)