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今月はこちらの手ぬぐいで皆さまのご来店をお待ちしております。
奈良興福寺の国宝阿修羅像。
梵語(ぼんご)(古代インド語)のアスラ(Asura)の音写で「生命(asu)を与える(ra)者」とされ、また「非(a)天(sura)にも解釈され、まったく性格の異なる神になります。ペルシャなどでは大地にめぐみを与える太陽神として信仰されてきましたが、インドでは熱さを招き大地を干上がらせる太陽神として、常にインドラ(帝釈天)と戦う悪の戦闘神となります。仏教に取り入れられてからは、釈迦を守護する神と説かれるようになります。
像は三面六臂(さんめんろっぴ)、上半身裸で条帛と天衣(てんね)をかけ、胸飾りと臂釧(ひせん)や腕釧(わんせん)をつけ、裳(も)をまとい、板金剛(いたこんごう)をはいています。
奈良時代制作
※興福寺HPより
日本美術の中でも特別な人気を誇る国宝・阿修羅像(興福寺蔵)は、“三面六臂(さんめんろっぴ)”の美少年のごときお姿。“三面 ”とは顔が3つあるということ。そして「臂」とは、ひじのこと。つまり“六臂”とは、腕が6本あるということだ。
ほっそりした体躯から伸びる6本の腕にも、私たちを魅了する阿修羅の少年美が宿っている。今は6本とも何も持っていないが、合掌している真ん中の2本以外は、かつて持仏(じぶつ)が握られていたといわれている。
天高く掲げられている2本の腕は、左手に日輪(にちりん。太陽)、右手に月輪(がちりん。月)を掲げていたという。中空を浮遊しているような2本の腕は、左手に弓、右手に矢を持っていたといわれている。
細くしなやかな指の先に、かつて存在したものを想像しながら鑑賞すれば、人生に悩む美少年阿修羅とはまた異なる、神々しい姿が思い浮かぶだろう。
また、特徴的な3つの顔は、似ているようで、じつは全然違う。それぞれ目鼻立ちのバランスから、幼い少年の顔、思春期の顔、青年の顔を表しているといわれている。
右の幼い少年の顔には反抗心が見てとれ、左の顔には思春期特有の思い詰めたような表情がある。そして真正面の顔は、迷いを断ち、まっすぐに視線を向けた、決意みなぎる青年期の顔である。
そして阿修羅の身長は153.4㎝。バランスはおよそ8頭身と、完璧なプロポーション。では気になる体重はというと、15㎏ほどしかないという。
なぜこんなに軽いのか。これは、脱活乾漆造(だつかつかんしつぞう)という制作方法のおかげだ。これは、泥土で作った原型の上に漆をつけた麻布を何重にも重ねていき、最後に中の泥土を抜き取り、全体を支えるための心木(しんぎ)を入れて完成させるもの。だから阿修羅は中が空洞なのだ。
※日本の国宝100より
二月は、二十四節気の
「立春」(りっしゅん):2月4日頃
二十四節気の最初の節気で、さまざまな決まりごとや節目の基準になっている。旧暦では立春近くに正月がめぐり来ることから立春は春の始まりであり、1年の始まりでもあった。
冬が極まり春の気配が立ち始める日。この日から立夏の前日までが春となる。
立春は八十八夜・二百十日・二百二十日など、雑節の起算日(第1日目)となっている。立春から春分の間に、その年に初めて吹く南寄り(東南東から西南西)の強い風を春一番と呼ぶ。一般的な節分とは、立春の前日のことである。
「雨水」(うすい):2月20日頃
雪から雨へと変わり、降り積もった雪も溶けだす頃という意味。実際にはまだ雪深いところも多く、これから雪が降り出す地域もあるが、ちろちろと流れ出す雪溶け水に、春の足音を感じる。
今月の店舗セミナーは、風邪・インフルエンザの予防、早期対策。
早めの対策が必要です。
漢方的な考え方や対処法などと共に
この時期の過ごし方についてお話し致します。
セミナーへのご参加もお待ちしております。