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2026-09-12 15:22:00

猫の肥大型心筋症、血栓をどう予防する?

 猫の肥大型心筋症(HCM)では、心臓の中で血液がよどむことで血栓が形成され、突然後肢が麻痺する「動脈血栓塞栓症(ATE)」を起こすことがあります。特に左心房が拡大している猫では血栓リスクが高くなるため、心エコー検査による評価が重要です。近年は、血小板の働きを抑える抗血小板薬を用いた血栓予防が広く行われています。すべての心筋症の猫に薬が必要というわけではなく、心房拡大の程度や血流の状態などからリスクを評価して治療方針を決定します。「元気だから大丈夫」ではなく、心臓病の猫では血栓リスクまで評価することが大切です。

2026-07-19 10:38:00

猫の健康診断、どこまでやるべきか?

 猫の健康診断は年齢や生活環境に応じて内容を調整することが重要です。若齢では基本的な身体検査と血液検査、高齢になるにつれて画像検査や血圧測定などを追加することが推奨されます。近年では「シニア健診」の重要性が強調され、無症状の段階で疾患を見つけることが目標とされています。検査の目的を明確にし、過不足のないプランを立てることが、猫の健康寿命を延ばす鍵となります。

2026-07-12 10:36:00

猫の脱水評価、見た目だけでは分からない理由

 猫の脱水は見た目だけで正確に判断することが難しく、皮膚の張りや粘膜の状態だけでは不十分な場合があります。特に慢性腎臓病の猫では軽度の脱水が持続していることも多く、血液検査や体重変化を含めた総合的な評価が必要です。近年は在宅での水分摂取量管理やウェットフードの活用も推奨されています。脱水は多くの疾患の悪化要因となるため、日常的な観察と早期対応が重要です。

2026-07-05 10:35:00

猫の体重減少、背景に潜む疾患を見逃さない

 猫の体重減少は加齢によるものと思われがちですが、実際には甲状腺機能亢進症、糖尿病、腎臓病、腫瘍など様々な疾患が関与している可能性があります。特に食欲があるのに痩せる場合は注意が必要です。定期的な体重測定と血液検査により、早期に異常を発見することができます。体重は最もシンプルで重要な健康指標の一つであり、小さな変化を見逃さないことが診断の第一歩となります。

2026-06-28 10:34:00

猫の関節炎、見えにくい“慢性の痛み”にどう気づくか

 猫の関節炎は高齢になるほど増加しますが、犬のように明らかな跛行を示さないため見逃されがちです。ジャンプしなくなる、動きがゆっくりになる、グルーミングが減るなどの変化が重要なサインです。近年は長時間作用型の鎮痛薬やサプリメントの選択肢が増え、慢性疼痛の管理が進歩しています。また、段差を減らすなどの環境調整も症状緩和に有効です。「年のせい」と見過ごさず、痛みとして評価することが重要です。

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