病気を予防しよう!
推奨予防
- 混合ワクチン接種(年1回)
- ノミダニ予防(月1回:通年予防)
- フィラリア予防(年8回:5-12月)
- 腸管寄生虫予防(少なくとも年4回)
完全室内飼育の猫には必要ない?
春から秋にかけてノミダニが活発化します。特に外出する猫にとっては様々な病気を引き起こす原因となりますので駆除が必要です。また、外出しない猫に取っても重要です。室内環境はノミダニの絶好の繁殖環境でもあります。外から人間が持ち込んでしまうこともあります。一度室内環境にノミが入り込んでしまうと絨毯、ソファ、布団などあらゆる場所に生息してしまい、完全駆除が難しくなってしまいます。
なぜ犬糸状虫(フィラリア)が猫に?
フィラリア症(犬糸状虫症)は、犬糸状虫(フィラリア)と呼ばれる寄生虫が心臓(おもに肺動脈)に寄生して起こる病気です。一般の寄生虫はそのほとんどが消化管寄生虫で、駆除しても糞便と一緒に排泄されるだけですが、犬糸状虫(フィラリア)は血管内に寄生するため、駆除すると血管に詰まってしまいます。そのため、非常に治療が困難です。
名前からすると犬の病気というイメージがありますが、この寄生虫は猫にも寄生することがあります。猫がフィラリアに寄生されてもほとんど症状が見られないこともありますが、喘息のような咳や呼吸困難、嘔吐といった症状が見られたり、さらには突然死することもあります。猫では犬に比べてフィラリア症の診断が難しいため、何より予防が大切です。
オススメのノミダニ薬は何?
当院では「レボリューションプラス」をノミダニ駆除におすすめしています。ノミの駆除はもとより、マダニ、耳ダニ、犬糸状虫、回虫、鉤虫に効果があります。ワクチン以外の項目をほぼ網羅しています(回虫鉤虫以外の寄生虫にはその寄生虫にあった薬物があります)。