さらに犬猫を飼う時のために

新しく飼う動物は、元からいる猫に適切な紹介をしなければなりません。それは、動物同士の敵対を避けるために、ゆっくりと注意深く紹介すべきであることを意味します。

新しい猫の紹介

  • 新米猫には必需品(食べ物、水、トイレ、爪とぎポスト、座れる高い場所、おもちゃを含む)を新しい部屋を用意しましょう。新米の猫には、少なくとも1週間は部屋から出ないようにしましょう。
  • 猫は互いの匂いを嗅ぎ、親しくなるので時間が必要です。新米猫は飼い主さんの匂いの中に、すでにいる猫の匂いを嗅ぎとっています。それぞれの猫で2-3日間使っていたタオルを交換することによってお互いの匂いを確認させます。
  • お互いの匂いに親しくなったなら、閉じたドアの両側に御馳走を置いて、互いに食べさせて下さい。そうすることによって、御馳走と互いの匂いに良い関連付けがされるでしょう。猫たちが快適にドアの所で食事をとるようになったら、視覚的接触での紹介を始めることが出来ます。
  • 段階的な視覚的接触をわずかに開けたドアの隙間から許しましょう。互いに行き来できないくらいにドアをロックして安全を確保します。猫はたがいに牽制し合うのが一般的ですが、攻撃的であったり敵対的であったりするならドアを閉めて下さい。そして、数時間彼らを放っておきましょう。猫がリラックスしたら再びドアをあけましょう。
  • 彼らがお互いに冷静に見ることができたらドアを大きくあけて下さい。猫がシャーっと脅したり興奮したりしないで互いを見ることができたなら、ドアを開けて下さい。あなたが遠くで見ている事が出来る時に互いが合うのを許可してください。問題が起こるなら、新米猫を部屋に戻して下さい。そしてドアを閉めましょう。猫がたがいに快適になるまで、徐々にドアを開けている時間を増やして下さい。新米猫が利用できる部屋をそのままにしておきましょう。恐怖を感じた時に避難するための安全な場所になります。

新しい犬の紹介

  • 新しく犬を飼うならば、猫には隠れ家を用意してください。犬には猫に近づかせる手段を与えてはいけません。ベビーゲートを利用して犬を1-2つの部屋に制限してください。猫は自由で構いません。
  • 猫が快適と感じるまで、犬が閉じ込めておきます。猫は犬の部屋の周囲を調査するでしょう。わざわざ近づける必要はありません。猫の自発性に任せましょう。
  • 次に、「制御ミーティング」の準備をします。犬にリードをして、猫がいる部屋まで歩かせて下さい。ゆるくリードをした状態で部屋の周囲を歩かせて下さい(きつくリードをかけると犬が不安になります)。猫に向かって不適切な行動(吠えたり、突進したり、追いかけたり)をさせないようにして下さい。犬に対しての「いけない」や「座れ」などの軽い修正は必要です。この修正が厳しいならば、犬が混乱します。なでたり御馳走を上げたりして、犬が穏やかでいることを褒めてください。猫には犬の存在や犬との関係を維持するために部屋に居続けたならば、ご褒美を与えて下さい。
  • 猫はシャーっといって威嚇したり、たたいたり、犬に向かってうなったりするかもしれません。このようなことで猫を怒らないで下さい。猫が罰と犬を関連付けてしまうからです。双方が穏やかなままで、互いにリラックスするまで、この「制御ミーティング」を続けましょう。動物がお互いに慣れたことが確信できるまで、犬には自由に行動をさせないでおきましょう。
  • ほとんどの犬と猫は平和に共存できます。しかし、犬が猫の天敵であることを覚えておくことは重要です。このため、犬が猫を追いかけることや口でくわえさせることを許してはいけません。犬には好意的な意思があったとしても、猫はそう思っていません!